小笠原 基也 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
大学4年生の冬に、憲法のゼミで、大阪市西成区の「あいりん地区」での炊き出し活動をする機会がありました。そこで、凍死・餓死に直面している人たちがいるのに、行政がほとんど何もしないばかりか、排除・監視の対象としているという事実を知り、憲法25条の実現のためには、弁護士の力が大きいのではないかと感じました。
今までの経験と現在の仕事内容
弁護士成り立てのころに、修習時代から関心のあった学生無年金訴訟という憲法訴訟に参加し、勝利したことが最も印象に残っています。また、労働事件や行政事件、刑事事件などを多く手がけています。東日本大震災後は、被災地市役所や法テラスで震災に関する相談を行ったり、岩手大学の教授と協力をしてアンケート調査を行い、復興についてさまざまな提言するなど、町づくりについての活動もしています。
弁護士としての信条・ポリシー
依頼者に寄り添いながら、話をよく聞き、また、十分に理解していただけるような説明を行うことで、その人にとって納得のいく解決ができるように意識しております。
法律論だけで言えば事実が決まってしまえば答えは出ます。しかし、必要な情報だけを依頼者から聞くのでは真の解決はできないだろうと思います。そのため事件の全体像を把握し、和解を含め、紛争解決ができるよう努めています。
関心のある分野
労働事件と障害者福祉についてです。
労働関係では法律が守られていないことにより、過労死や賃金(残業代)不払いなどの事件が多く生じています。労働者の地位の向上を図ることが社会全体のためとなると考えております。
また、障害者においては元々収入が少ない方が多いため、あまり目を向けられない傾向にあります。社会復帰のツールがまだまだ少ない中で、弁護士としてできるサポートをしていきたいと思います。