今、目の前にいる人を助けたい~事実関係を積み重ね、適切に組み立てた理論で納得のいく解決を
法律を武器に、目の前の人を助ける弁護士という仕事
ーー弁護士を目指した理由やきっかけを教えてください。
大学受験で学部を選ぶときに、なんとなく法律に興味が湧き、法学部に進学しました。実際に法律を学ぶうちにその面白さにのめり込み、法律を使った専門家として社会に出たいと考えたんです。
法律の面白さは、論理の組み立てにあると思っています。“法律イコール答え”ではなく、事実関係を把握し、法律を的確に解釈してこそ、適切な効果や答えを導き出せます。きっちり考えて答えを出すという作業や道のりが、自分の性格に合っていると感じます。
法律家の中でも弁護士を選んだのは、「目の前にいる人」を助けられる仕事だと思ったからです。検察官や裁判官も社会において大きな役割を担っていますが、向き合う人との距離が遠いように感じました。弁護士は今、まさに目の前にいる人が相手です。私を信頼して仕事を任せてくれた方に満足してもらえるよう、事件解決のために日々力を尽くしています。
遺産相続や企業法務を中心に、依頼件数が増加
ーー注力分野を教えてください。
相続、企業法務、不動産、そして離婚の4分野です。
相続は事務所として力を入れている分野で、ここ数年、依頼件数が顕著に増えています。ノウハウが蓄積されることに伴ってサービスの質も向上し、依頼者の満足度も上がっている印象です。ありがたいことに、宝塚市周辺だけでなく、兵庫県の西部や大阪府の南部など遠方からもご依頼をいただいています。
相続問題は、これまでの家族の歴史が影響し、どうしても感情的な対立が発生しやすいです。感情的な対立を完全に解きほぐすことは難しいですが、法律のルールを当てはめることで、必ずなにかしらの解決につなげられます。相続問題を手がけると、法律には紛争を解決する力があることを実感します。とてもやりがいを感じる分野です。
企業法務も重点的に取り組んでいる分野で、個人の方の依頼と異なり、継続的なお付き合いの中で弁護士が力になれる点に魅力を感じます。トラブルの発生対応だけでなく、予防的な観点からも顧問弁護士の存在意義はあると思います。
不動産分野では、宅地建物取引業を行う企業や個人の方を対象としたサービスをはじめ、不動産に関する包括的かつ丁寧なサポートを提供しています。
離婚の案件も多く、男女問わず相談をいただいています。悩んでいる方が多い分野なので、ニーズに応えるためにも力を入れています。
ーー依頼者のために心がけていることはどんなことですか?
まずは安心していただくことです。一人で問題を抱え、誰にも打ち明けられなかった依頼者にとって、弁護士に相談できたことは大きな一歩です。まだ解決したわけではありませんが、トラブルを弁護士に任せることで、張りつめていた気持ちを楽にしていただけたらと思っています。
依頼者の方に安心感を与えられるよう、私自身が笑顔を絶やさないように心がけています。そして最終的には納得のいく解決につなげて、依頼者を笑顔にできるよう、一つひとつの案件に真摯に取り組んでいます。
些細なことも包み隠さず話してもらえる信頼関係を
ーー印象に残っている案件を教えてください。
どの案件にも思い入れはありますが、しいて挙げるなら、弁護士になって1年ほど経った頃に担当した案件です。主担当として、訴訟の最初から最後まで対応しました。
当事者間で大きなお金が動いていたのですが、その理由がはっきりしませんでした。贈与なのか、運用を依頼していたのか…。裁判官から厳しい指摘を受けたことも覚えています。尋問なども1人で行い、駆け出しの自分なりに頭を悩ませて精一杯やりました。
どう転ぶか分からない事件でしたが、判決は勝訴。控訴されることもなく、勝訴が確定しました。負けるかもしれないという不安も残る中で結果が出たので、心からほっとしました。
ーー決め手になったのは、どのようなポイントでしたか?
よく話を聞き取るという、基本的なことでした。一見、関係ないような事柄も、とにかく丁寧に依頼者から話を聞いたんです。聞き取った細かな事実を積み重ね、いかに効果的に組み立てて伝えるかという点に注力しました。
細かい事実の積み重ねが事件解決のカギになった経験は少なくなく、依頼者にはいつも、「どんなことも隠さず話してください」と伝えています。依頼者にとって不利なことや言いにくいことも、後で発覚する方が問題になります。弁護士は依頼者の味方ですから、不利なことも含め、事実を教えていただきたい。情報を取捨選択しつつ、有利な展開となるよう組み立てるのは弁護士の腕の見せ所ですから、ぜひ信頼して任せてほしいと思います。
ーー休日はどのように過ごしていますか?
子どもたちがまだ小さいので、子ども中心に家族で過ごすことが多いですね。コロナ前だと外食をしたり、ちょっとした旅行に出かけたりすることもありました。
趣味の質問はけっこう答えにくくて(笑)。今はこれといった趣味がないのですが、学生時代はマンドリンオーケストラサークルに入っていました。司法試験の勉強が忙しくなって続けられなくなってしまいましたが、音色が美しく、とても魅力的な楽器でしたね。
目の前にいる依頼者の満足を追求し続ける
ーー今後の展望をお聞かせください。
今までと同様に、依頼者が何を必要としているか汲み取った上で、より納得、満足できる法的サービスを提供したいと思っています。一つひとつの事案を丁寧に解決していくこと、目の前の方に満足していただけること、これらを追求していくことが、事務所や未来の依頼者への還元になるはずです。
事件が終わった後に依頼者と喜びを分かち合える、そんな仕事を続けていきたいです。
ーー最後に、依頼を検討している方にメッセージをお願いします。
とにかくお一人で悩まず、お気軽にご相談ください。相談することが解決への第一歩です。弁護士に対して「敷居が高い」、「怖そうだ」といったイメージがあるかもしれませんが、弁護士は、依頼者の利益のために働くのが仕事です。目の前にいる、あなたの力になりたいと思っておりますので、どうぞ安心してご相談ください。