依頼者と同じ目線に立ち、紛争解決を親身にサポート「話しやすさが強み。構えず、気軽に相談を」
検察官から弁護士へ
ーー法曹の世界を目指されたきっかけや理由を教えてください。
私の母方の祖父と、母の兄が、2人とも検察官から弁護士に転身したという経歴なんです。身内に法律の仕事をしている人がいる環境で育ったためか、そうではない家庭の子どもよりは法曹を身近に感じていたと思います。
幼い頃から漠然とではありますが、「自分も将来は法律に関する仕事をするのだろう」と思っていたので、大学進学の際も迷わず法学部に進みました。今振り返ると、憧れもあったのでしょう。人の権利や利益が害されている状況に対して、法律のルールに基づいた主張を展開し、あるべき姿を実現する。法曹の仕事のそのような部分に、子どもながらに惹かれていたのだと思います。
ーー司法試験合格後、検察官としてキャリアをスタートされます。
司法修習中は、検察官と弁護士、どちらの道に進むか迷っていましたが、非常にやりがいや達成感を感じていた検察修習の中で、当時の検察教官から推薦をいただくことができ、検察官になることを決めました。
検察官の仕事はとても充実していました。事件の真相解明に向けて警察と連携しながら捜査を進め、証拠を精査し、罪に見合った刑罰が科されるよう公判活動を進めていく…。犯罪の被疑者や被害者の人生に大きな影響を及ぼす職務であるからこそ、責任・緊張感とともに、大きなやりがいを感じていました。
ただ、検察庁という組織において刑事事件に携わる日々を送る中で、新たなチャレンジをしてみたいとも考えるようになりました。「より幅広い分野の事件を扱いたい」「悩みを抱えている特定の誰かのために働きたい」。そのような思いが募り、弁護士への転身を決意しました。
依頼者の想いに寄り添う丁寧なコミュニケーションが信条
ーー注力分野と、仕事をする際に心がけていることを教えてください。
今現在は、離婚や相続といった家事事件全般特に力を入れています。家事事件のうち離婚については、独立前に所属していた事務所で特に多くの案件を経験し、事件解決のノウハウを蓄積した現在の私の強みと言える分野と思います。今の事務所では、遺言書作成や遺産分割等の相続分野により専門性を広げて活動をしており、徐々にではありますが刑事事件やその他の事件についても取り扱うようにしていく予定としています。
仕事で心がけているのは、依頼者の話をじっくり聞くことです。その方が置かれた状況や、どのような解決を望んでいるのかを聞いた上で、今後の見通しを丁寧に説明していきます。私の意見を一方的に押し付けるようなことはせず、依頼者の心情や希望に寄り添い、解決までのプランをともに考えていくことを大切にしています。
加えて、依頼者の不安が少しでも軽くなるよう、前向きになれる話をすることや、勇気が出る言葉をかけることも意識しておこなっています。
ーー弁護士として活動してきた中で印象に残っているエピソードを教えてください。
弁護士になったばかりの頃に手がけた離婚事件が印象に残っています。平たく言えば、子どもの奪い合いの事件です。男性側から依頼を受け、当初は不利な状況だったのですが、最終的には180度形勢を逆転させ有利な結論を得ることができました。
その事案は、とにかく依頼者の熱量がものすごく、自分が親権者としてふさわしいと証明する証拠を集めることに全身全霊を傾けていました。私も彼のエネルギーに力をもらい、依頼者の親権者としての適格性や相手方の問題点について主張・立証を重ね、親権獲得に向けて力を尽くしました。
そして、審判の結果が出る前日に依頼者が執念で確保した証拠が決め手となり、勝利をつかむことができました。目の前でオセロが白から黒になるようなドラマティックな展開が起き、今でも深く記憶に刻み込まれています。
諦めない気持ちで活動し続けたことがいい結果につながった。一言で言えばそのような事件ですが、実際はそう単純に言い表せないくらい、様々なドラマがありました。何時間でも語れるほど印象に残っている事件です。
依頼者への感謝を胸に、1つ1つの事件解決に心を注ぐ
ーー今後の展望をお聞かせください。
今注力している家事事件を中心に手がける一方で、少しずつ他の分野の専門性も高めていきたいと考えています。
独立して感じたのが、1つ1つの事件により丁寧に向き合えるようになったこと、そして責任の大きさです。
サラリーマン時代はどうしても組織のルールに縛られ、上から与えられる仕事を粛々と遂行するという感覚がありました。
今は、誰かの目を気にすることなく、依頼者一人ひとりの状況や希望に合わせて柔軟に対応できるようになり、また、様々な分野の事件を手がけられるようになりました。このような働き方ができている今、ますます、弁護士の仕事のやりがいを感じています。
自分の裁量で働きやすくなったからこそ、発する言葉や行動の1つ1つにより気を配る必要があるとも感じます。依頼者に対する責任の重さも、独立をしてから一層強く認識するようになりました。
今のところ、事務所を拡大することは考えていません。依頼者が私に事件を任せてくださるありがたさを常に噛みしめ、1つ1つの事件に思いを持って取り組める規模感で仕事をしていきたいと思っています。
ーー最後に、トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
悩みや不安がある方の多くは、「この悩みはどうすれば解決できるんだろう」と出口がわからずに、迷い、苦しんでいます。
弁護士に相談して、「あなたの問題はこうすれば解決できますよ」と出口にたどり着くための方法を提示してもらうことで、不安はかなり軽くなるはずです。しかし、世の中には、恥ずかしさや面倒臭さを感じてなかなか相談できず、出口への道筋がわからないまま不安ばかりが募っていく…そのような方もそれなりに多いと思います。
自分で言うのもなんですが、私は間違いなく、話しやすい・相談しやすいタイプの人間であると思います。弁護士と聞いたときにイメージするような敷居の高さはきっと感じないと思います。相談のハードルをぐっと下げる、そのような話しやすさや親しみやすさこそが私の強みです。「弁護士と話すのは緊張する」とためらっていた方も、ぜひ一度お問合せいただければと思います。
依頼者に対しては、「問題を一緒に解決していきましょう」というスタンスで接しています。トップダウンで「私の言うことを聞けば間違いない」「こうしなさい」と、意見を押し付けるようなことはしません。依頼者の意見や希望を尊重し、認識をすり合わせながら二人三脚で出口に向かいたいと考えています。
「上からではなく、自分と同じ目線に立ってサポートしてほしい」。そのような方に対しては、きっとお役に立てると思います。気軽にご連絡ください。