播磨に根ざした弁護士として幅広い相談に対応〜依頼者の不安に寄り添い、人生の再出発をサポート
家族の法律トラブルをきっかけに弁護士と出会う
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
私が幼い頃、家族が遺産相続のトラブルに巻き込まれたんです。まだ子どもだったので何が起こっているのかはよくわかりませんでしたが、思い悩む家族の様子は今でもよく覚えています。トラブルを解決に導いてくれたのが、弁護士でした。決着がつくまでの10年間、ずっと家族を支えてくれて、その先生と接する中で私も弁護士の仕事に興味を持つようになりました。
大学では法学部に入り、卒業後は大学院の法科研究科に進みましたが、就職するか司法試験に挑戦するか、悩んだ時期もありました。当初は法律書が日本語で書かれているとは思えないほど理解できず、憲法の教科書を読んでも一行も頭に入ってこない状態でしたから(笑)。
「司法試験を目指すのは間違いだったかな」と思うほど苦戦しましたが、ここで諦めたら後悔すると自分を鼓舞して努力を続け、なんとか合格することができました。
ーー学生時代はどのように過ごしていましたか。
エレキギターが趣味で大学では軽音サークルに入り、3回生になるまではバンド活動に没頭していました。ライブハウスに自分たちのバンドを売り込んだり、チケットを手売りしたりと、アマチュアバンド同然の活動をしていました。
未来のことなんて何も考えずに、作曲したりギターを弾いたりして、本当に楽しく過ごしていました。今でもエレキギターは続けていて、実はYouTubeにも動画をアップしています。
ーー注力分野を教えてください。
ある分野に特化してというより、播磨地域の方の幅広い法律相談を請け負う、いわゆる“まち弁”という意識で日々活動しています。離婚や遺産相続といった家事事件をはじめ、賃貸料の問題などの一般民事事件、刑事事件や少年事件…と様々な分野の案件を手がけています。最近ではインターネット上の名誉棄損に関する案件を扱うことも増えています。
また、労働事件も手がけています。私が所属している「姫路総合法律事務所」は、もともと労働事件を得意としており、特に労働者側の案件を多数扱ってきた歴史があります。団体交渉や労働争議などの経験も多く、事件解決のノウハウが集約されていますので、労働問題でお悩みの際はぜひお任せください。
依頼者への共感を大切に
ーー仕事をする上で心掛けていることを教えてください。
法律的なアドバイスや知識を正確に伝えることは当然ですが、同じくらい大切にしているのは、依頼者の気持ちに寄り添うことです。
特に債務整理事件では、多額の借金を抱え、思い詰めた様子で相談に来る方が少なくありません。中には、本気で命を絶つことを考えていたと話す方もいます。
辛い気持ちを抱えて、私たちを頼って相談に来てくれた方の力になりたい。その一心で依頼者に向き合い、まずは精神的な安定を取り戻せるようはからいます。どのような声がけをすれば心が休まるか、話すスピードや表現に気を配りながらコミュニケーションをとることを心がけています。
ーー弁護士として活動してきた中で、印象に残っているエピソードを教えてください。
弁護士になって4か月が経った頃、債務整理で相談に来た方からかけられた言葉が胸に響き、記憶に残っています。
依頼者の状況を聞いた上で、法的なアドバイスをおこない、必要な手続きを粛々と進めました。当時は業務を始めたばかりで、依頼者への寄り添いにまでは気が回っていなかったように思います。最終的に、破産の申し立てを経て解決することができたのですが、事件終了後、依頼者から「先生に出会えたことが地獄に仏です」と言われたんです。
この言葉をかけられたとき、弁護士という仕事のやりがいを実感しました。法律相談や法律的な解決を通じて、依頼者の人生の再出発をサポートすること。それこそが、弁護士の真髄だと思いました。
法律事務所に来る方はこれほどまでに悩んでいるのだ、と気づかされたエピソードでもあります。事件の解決だけでなく、平穏な精神状態を取り戻せるよう働きかけることも不可欠だと痛感し、この案件を手がけてから、依頼者への寄り添いや共感を強く意識するようになりました。
ーー休日の過ごし方について教えてください。
娘が4人いまして、一緒にピアノを弾いたり公園に遊びに行ったりしています。土日に仕事が入ることもあるのですが、なるべく家族との時間も作れるように調整しています。
趣味のエレキギターを弾くことも気分転換になっていますね。バンド活動は休止中ですが、時間ができたら、また挑戦したいと思っています。
地域の繋がりを大切に、気軽に利用できる法律事務所を目指す
ーー今後の展望について、お聞かせください。
当事務所は、「困った人たちがいつでも気軽に利用できる法律事務所」を目指しています。1976年に「姫路総合法律所」という看板を掲げて半世紀近く、播磨の地域に根差して多数のトラブル解決に取り組んできました。先代の弁護士たちの思いを引き継ぎ、これからも我々を信頼して依頼してくださる方のために尽力する所存です。
ーー法律トラブルを抱えて困っている方にメッセージをお願いします。
借金や離婚などデリケートな問題は他人に話しにくいものですが、どうか1人で悩まないでください。解決できない問題を抱えたままでいると、心身ともに不調をきたし、日常生活に悪影響が及ぶ可能性があります。
法律的な知識や情報はインターネット上に溢れていますが、その情報を鵜呑みにして行動すると、かえって大変な状況になってしまうこともあります。私の経験上、弁護士に相談するのが解決への一番の近道、というケースは多いです。
幅広い分野の相談に対応できる柔軟さやフットワークの軽さを活かし、困っている方のサポートができればと思っています。気軽にご相談ください。