森 崇志 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
私が子どもの頃から父が司法試験を勉強していたことを聞いており、司法試験の勉強、弁護士という職業は比較的身近なものでした。そのため、弁護士になることに対して、特別な抵抗感なく、なんとなく弁護士を目指してみようと思いました。司法試験の勉強をしていたという父の存在が、弁護士という仕事に興味を持つきっかけとなり、弁護士を目指そうという気持ちがごく自然とわいてきたように感じます。
また、小さいころから動物が好きでしたが、言葉が話せず、自らの権利主張ができない動物が、追いやられたり、殺処分されているのを見聞きし、動物を保護するためには何ができるかと考えたことがありました。
その時に、弁護士ならば法律を駆使することで人間に比べれば軽く扱われ、蔑ろにされることもある小さな命を、守ってあげることができるのではないかという考えに至り、さらに本格的に弁護士になる決意を固めていきました。
仕事をする上で意識していること
依頼者の気持ちを共有することを意識しています。依頼者の抱えている問題をスムーズに、また、納得いく形で解決していく上で最も大切なことだと考えています。
依頼者の方は様々な問題を抱えて、弁護士のもとへ相談に来ます。時には、腹を立て、怒りのままにお話をされる方もいます。そういったときに、最良の策を講じるためにも、できる限り依頼者の意向を汲み取り、依頼者の気持ちを共有してあげることに気を使います。
ただ、依頼者の気持ちを共有しつつ、依頼者と全く同じ視点に立ってしまわないようには気を付けています。それは、依頼者と全く一緒の視点に立ってしまうと、相談内容を客観的に判断できなくなってしまうからです。依頼者の最善の解決策を考えるにあたって、ある程度の距離を置きながら第三者的な立場を取ることも常に忘れず、事案を判断していくことが最も大切であり、細心の注意を払う点です。
また、弁護士の仕事は依頼者とのコミュニケーションが大切であり、仕事の関係だと決め付けて機械的にこなすのではなく、依頼者と弁護士が双方ともに快適に案件を解決していくためにも、楽しく(遊んでいるわけではないですが)仕事に取り組むことが大切だと考えています。
関心のある分野
環境問題(温暖化、原発問題など)について、関心があります。特に、温暖化といった環境問題に関しては、始めに述べたとおり私が弁護士を志すきっかけともなった、動物の権利や保護に直接的に影響してくる分野だと思っているので精力的に活動していきたいです。最近では、知り合いのベテランの弁護士先生を通じて、勉強会に参加する機会を頂き、徐々にではありますが、活動の幅を広げられているのではないかなと思います。
人間の便利な生活を追求する結果、破壊されてしまった自然環境の中で苦しんでいる動物たちを少しでも多く保護する為にも、環境破壊が招く問題を弁護士という立場から世間に問いかけ、環境改善が達成されていくよう、日々努めています。人間であっても動物であっても、弱者を虐げる世の中があってはならないと思います。
ただ、かといって私的な関心ごとだけを仕事とすることはなかなか難しいもので、日頃の業務としては、交通事故など一般民事事件に多く携わっています。
今後の弁護士業界の動向
それがわかると私自身も苦労しないかな、というのが率直な気持ちではありますが、常に仕事において工夫を続け、新たな分野を開拓していくことのできる人は、弁護士という職業においても強みになるのではないかと考えています。最近は、依頼者の弁護士が行う仕事を見る眼が厳しくなっているのが現状だと感じます。
それはやはり、インターネットの普及によって誰もが手軽に法的問題を調べ、また知る機会に恵まれる時代となっているからだと思います。それでも、弁護士の仕事は依頼者に適切な法律的手段を紹介するサービス業であると思います。であるならば、依頼者と共に問題を解決していく上で快適なパートナーとなることを日々心掛ける努力を怠らないことは、大切なのではないかと思います。