地道に積み上げ、とことんやり抜く。人生経験豊富な弁護士が、中小企業の成長を後押しする
人より遠回りした分、痛みに寄り添うことができる
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
大学卒業後は商社で営業をしていましたが、あるとき「困っている家族や友人を守る場面でこそ、自分は最も力を発揮できる」ということに気づきました。当時は営業の仕事を続ける未来に限界を感じていた時期でもあり、新しい世界に踏み出そうと決意しました。
法律の世界を選んだのは、コツコツ積み上げていく自身の性格に合っていると思ったからです。実際に法律家となった今は、依頼者の話を丁寧に聞いて検討し、書面を起こして推敲するという作業に多くの時間を費やしています。まさに目の前にあることを1つひとつ地道に積み上げていく弁護士の仕事に、適性を感じています。
法律は、生きていく上で迫られるさまざまな判断にヒントを与えてくれるものです。法律を専門的に学び、自身の評価軸として育てることができれば、その切り口を通して世の中を評価できると考えたことも、法律家を目指した理由の1つです。
ーー学生時代はどのように過ごしていましたか。
中学卒業まで地元で過ごしましたが、その後、やや長い反抗期に入り、国内海外を放浪しました。生き方について自分なりに悩んでいたのですが、放浪をする過程で、生き方を自問する上で前提となる世の中のことを実は何も知らないのではないかと認識するに至りました。そこから次第に外の世界に目が向くようになりました。
23歳で学び直しを始めて、3か月間猛勉強して高卒認定に合格し、その4か月後に大学にも合格しました。在学中は国際関係学部での勉強に熱中し、米国への交換留学も経験。成績優秀者奨学生に選ばれるなど、遅咲きの青春を謳歌しました。
卒業後は就職したものの、前述のとおり法律の世界へ舵を切り、31歳で脱サラしロースクールに入学しました。年齢的なこともあり危機感を持って臨みましたが、法律の勉強は非常に楽しく、法律知識ゼロから丸3年で司法試験に合格することができました。
ーーご自身の強みや特徴を教えてください。
コツコツ地道に積み上げることが得意であることに加え、「人よりも遠回りした分だけ人の痛みに寄り添うことができる」。この2点が自分の特徴だと考えています。
困っている依頼者の話を聞いたり涙を見たりすると、他人事とは思えません。依頼者に寄り添うことは、間接的に、悩み続けた10代の自分への慰謝になっているのかもしれません。
ともに成長していける、企業の顧問業務にやりがい
ーー注力している分野を教えてください。
中小企業の顧問業務に注力しています。長い年月にわたり、ともに成長していけるところに面白さを感じています。顧問先企業の成長を私が見られることはもちろん、私自身の成長も見ていただきながら、信頼関係を築いていけることが魅力だと思います。
中小企業の場合は経営者との距離が近く、私の助言や意見がスピード感をもって具体化していくところに責任感と同時にやりがいも感じています。
具体的な業務内容としては、人事労務をはじめとする日々の相談、役員会への出席、株主総会の議事録の確認、社員研修など、「なんでもこい」というスタンスで相談に乗っています。
営業がアクセルだとすれば、法務はブレーキだと言われます。ただ、常にブレーキを踏むようなスタンスでは営業から疎まれ、法務の機能が十分に果たされません。商社時代の営業経験も活かし、アクセルとブレーキのバランスには気をつけています。会社全体にとっての利益という大きな視点を共有しながら、組織が一つになって取り組めるようにお手伝いできればと思っています。
ーーお仕事をする上で、心掛けていることを教えてください。
依頼者に対し、飾らず自然体で向き合うことを心掛けています。依頼者に本音の部分を話してもらうためには、私自身が自分をさらけ出し、腹を割らなければならないと思っています。
弁護士の仕事は法的な見解を示すだけでなく、依頼者の不安や怒りを和らげることも重要な役割です。そのため、依頼者からヒアリングする際には、「感情」と「情報」をバランスよく受け入れるよう意識しています。
法律構成に沿って必要最小限の情報だけを集めようとせず、感情的なお話もしっかり聞くようにしています。それは、単なるガス抜き的な意味合いに留まらず、「依頼者が何を問題視しているのか」、「求める結論がどこにあるか」を正確に理解するためのヒントになると思っているからです。
ーープライベートについても伺います。休日の過ごし方や趣味を教えてください。
運動不足解消のために、2年前からテニスを習い始めました。足首を骨折して一時お休みしていましたが、最近練習を再開し、休日はテニスコートで汗を流しています。
読書も趣味で、好きな作家は夏目漱石です。神保町で全集を買い、少しずつ読み進めています。時代背景も含め、夏目漱石の文章や世界観が好きです。
町医者のような気軽に頼れる弁護士を目指して
ーー今後の展望をお聞かせください。
引き続き、中小企業の顧問業務に力を入れていきたいと思っています。より専門性を高め、広く深く、それぞれの事案に対応できるよう努めます。
トラブルが発生してからの相談はもちろんですが、大きな問題になる前に気軽に相談に来てもらえる弁護士となれればと思っています。
ーー法律トラブルを抱え、弁護士への相談を考えている方にメッセージをお願いします。
私の理想とする弁護士像は、「地元で愛される町医者」のようなイメージです。患者のことを長年見続け、患者の持病や手術歴、性格に至るまでよく理解し、「何かあったら、まずあの先生に相談してみよう」と顔を思い浮かべていただける存在になりたいと思っています。
あなたの体の不調を治す医師のように、私は弁護士としてあなたの抱える問題を解決に導きます。安心してお任せください。特に企業の顧問業務では長いお付き合いになるので、顧問先の特徴、町医者でいうところの”持病”や”手術歴”、”性格”をしっかり把握し、企業の成長のためにともに歩んでいければ幸いです。