「弁護士をつくるのは依頼者」謙虚な思いを胸に、全ての案件に全力で取り組む
「プロフェッショナルとして働きたい」
ーー弁護士を目指したきっかけと、その理由について教えてください。
大学は法学部に進みましたが、特に「弁護士になりたい」という気持ちを抱いて入学したわけではありません。しかし、「将来は資格を得てプロフェッショナルとして働きたい」という思いを持っていました。
大学では、友人と遊んだり、塾講師のアルバイトに励んでいましたが、4年生からは司法試験の勉強に集中しました。周りの友人が就職して、社会に旅立っていく姿をみて焦りを感じたこともありましたが、どうにか合格することができました。
大学を卒業していたのに、大学の恩師が祝賀会を開いてくれたことが非常にうれしかったことを覚えています。
ーー注力している分野を教えてください。
中小企業法務と相続です。
中小企業法務は、経営をめぐる内部紛争に関する相談が多いです。相続分野は主に遺産をめぐる争いですね。
どちらも、小さなコミュニティ内での争いである点が似ています。民法、会社法、心理学、銀行取引に関する知識、そして洞察力など、いろいろな知識や力を総動員して取り組んでいます。家庭裁判所で調停委員も務めているので、とくに相続に関するノウハウには自信があります。
「努力を重ね、依頼者に満足してもらえる結果が得られるように」
ーー仕事をするうえで心がけていることはなんでしょうか。
依頼者の疑問に対して、しっかり理解してもらえるよう説明することを常日頃から心がけています。「なぜそうなるのか」という理由も含めて、相手に理解してもらえるまで、噛み砕いて話すようにしています。
――先生が今まで弁護士として活動してきたなかで、印象的なエピソードがあればお聞かせください。
阪神淡路大震災で倒壊したマンションの再建に関する案件です。
当時は、倒壊したマンションの再建するかどうかをめぐって、住民が、賛成派と反対は別れてに分かれて紛争が起こり、訴訟にまで発展してしまうケースがありました。兵庫県下では4つの訴訟が起こり、私はそのすべてに関わりました。
最も難しいと感じたことは、建て替えが決まった後、「金銭的な余裕がないのに、どうやって建て替えるのか」という問題です。
法律を改正したら解決するというわけではありません。未曽有の災害によって引き起こされたトラブルは、本当の意味での解決が非常に難しいとつくづく感じました。
最終的に建て替えをすることはできましたが、かなりの時間を要しました。今後も、マンションの老朽化で起こる建て替えは、大きな問題になるだろうと予測しています。
ーー休日の過ごし方を教えてください。
18世紀のバロック音楽、特にバッハは理屈抜きで好きです。休みの日はコンサートに行ったり、レコードを聴いたりしています。好きな理由は、心の琴線に触れたからと言いますか、言葉にして語ることは難しいですね。
自動車の運転も大好きなので、時間が合えば家族と一緒にドライブへ出かけます。
ーー今後の展望をお聞かせください。
今後も一つ一つの案件に全力で取り組んでいきたいと思っています。例えあまり経験のない分野であっても、知識を得て努力を重ね、依頼者に満足してもらえる結果が得られるよう、一生懸命がんばりたいですね。「弁護士をつくるのは依頼者である」というのが、私のモットーです。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
一人で悩んでいると、心の中に不安が募り、気が滅入ってしまうと思います。そういう時はひとりで抱え込まず、弁護士に話してみてください。
悩みを話せば、自分の心の中を整理できたり、わだかまりをすっきりさせることができます。あなたの悩みは、特殊なものではありません。多くの人が抱えている悩みと同じことが多いのです。まずは電話をして、弁護士に相談してみてはどうでしょうか。