個人と企業の問題解決に尽力 顧問先企業と長期的な関係を結び、パートナーとして社内改善を後押し
各分野の専門家と連携し、ワンストップでサービス提供
ーー注力している分野は何でしょうか。
まず、個人向け案件で注力しているのは、相続と債務整理、それから最近増えてきているインターネット上の権利侵害です。
相続の相談に関連することですが、私は弁護士になる前に不動産営業の仕事をしていたため、不動産の売買や空き家の処分などついて詳しく把握しています。地元の不動産業者や他士業とのつながりも深く、事件解決にあたっては各分野の専門家と密に連携しながら進めます。最後までワンストップでサービス提供できることが強みです。
インターネット上の権利侵害では、動画を違法ダウンロードするなど著作権侵害をしてしまった方から「逮捕されますか」「損害賠償されるのでしょうか」といった相談を受けることが多いです。また、誹謗中傷をして発信者情報の開示請求を受けた方からの相談にも対応しています。
ネットトラブルにおいて、権利侵害をされた側、つまり被害者からの相談も受けますが、基本的には個人ではなく事業者からの相談を中心に対応しています。個人の方の場合、最終的に受け取れる金額よりも弁護士費用のほうが高くつくケースが多いため、弁護士への依頼はおすすめできないのが正直なところです。
顧問として共に社内改善に取り組みたい
ーー企業向けでは、どのような分野に注力していますか。
従業員とのトラブル対応や契約書チェックといった一般的な企業法務対応のほか、特に力を入れているのは顧問先企業での社内研修です。社内研修によって従業員に基本的な法律知識を理解してもらい、コンプライアンス意識を高めることで、トラブルの予防につながります。顧問として企業と継続的な関係を築きながら、一緒に社内改善を進めていきます。
研修内容は多岐にわたり、パワハラ・セクハラ防止セミナーや、知的財産権の取り扱い方、クレーマー対応など、様々なテーマでおこなっています。企業のリクエストに応じて内容を吟味し、正しい法律知識をわかりやすく説明することに力を尽くします。
特に、最初に受けてもらうことをお勧めしているのが「契約・契約書」に関する研修です。事業活動は契約に基づいておこなわれます。「そもそも契約とは何か?」「契約を結ぶときに注意することは?」といった基本的なポイントを理解することは、取引先とのトラブルを防ぎ、円滑に業務を進める上でとても重要です。
どのテーマでも研修時間は1時間ほどで、多くても20人程度の従業員を対象におこないます。説明が伝わっているか、1人1人の反応を見ながら進行し、終わった後に「1時間前の自分とは明らかに変わった」と実感してもらえる内容を提供できるように心がけています。
お金を払っても解決を望むなら、迷わず弁護士のところへ
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
今抱えている悩みについて、「お金を払ってでも解決したい」と考えているなら、1人で悩まず弁護士に相談してください。
弁護士に相談する前にネットで下調べをしてくる方が多いのですが、ほとんどの場合、法律を正しく理解していません。「ネットにこう書いてあったけど、自分に当てはまるかどうかわからない」と、情報に振り回されて悩んでいる方がかなり多いです。
トラブルを抱えてただでさえ不安なのに、どの情報を信じていいのか分からず、さらに悩みを深めてしまう。そんな状態に陥る前に、専門家である弁護士に相談してください。
どのような分野の相談であれ、ほとんどのケースは、1時間ぐらい話を聞かせてもらえれば「あなたは今ここの部分でつまずいています。解決するには複数の選択肢があり、それぞれこういうメリット・デメリットがあります」と見通しを示せます。
頑張ってインターネットで情報を集めても、ご自身でここまで整理することは難しいと思います。まずは弁護士のアドバイスを聞きに来ていただくことが、問題解決への近道です。
「費用が高そう」と考えて、相談することをためらっている人もいると思います。しかし、最近は多くの事務所で無料相談を実施しています。費用が発生するのは、事件の解決を依頼してからです。まずは法律相談に行き、アドバイスの内容や弁護士の印象、弁護士費用の見積もり額などをふまえて、依頼するかどうかをゆっくり考えればいいのです。
ーー弁護士を選ぶ上でのポイントはありますか。
「話しやすい」「なんとなく自分に合う」と思える人を選ぶことをおすすめします。会って話して「何か違うな…」と違和感を抱いたら、その弁護士はやめたほうがいいでしょう。
専門性や、その分野に特化していることをアピールする弁護士もいますが、専門かそうでないかによって結果に差が出ることはあまりありません。それよりもフィーリング重視で、「この先生なら話しやすいし、信頼できる」と思える弁護士を選べば、きっといい解決につながると思います。