佐藤 勉 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
大学卒業後は、印刷会社のサラリーマンとして、主に企業相手に包装材関連の営業をしておりました。仕事をする上で特に問題は無く、数年を過ごしましたが、組織対組織の関係であり、誰のために仕事をしているのか分からなくなることがでてきました。やりがいを感じられなくなってきたと言っても良いのかも知れません。
そこで、直接目の前の依頼者のために仕事がしたいと考えるようになり、大学時代に一度目指そうとした弁護士になろうと思い、退職し、受験勉強を始めました。
サラリーマンと弁護士の違い
弁護士は全てにおいて自分で判断しなければなりません。企業のように組織の中の一人という位置づけではありませんので、その分すべて自己責任ということにもなりますが逆にそういった面にやりがいも感じます。
実務との向き合い方
司法試験で勉強したことや司法修習生時代に経験したことは本当にごく一部であって、実務に出れば初めての事が実に多いです。例えば企業倒産にしても受験生時代にはあまり勉強しない分野です。ですから大変なことも多いですが、そんな時も裁判例や先輩の意見を参考にしながら、自分の独断で判断しないように心掛けています。
現在の仕事内容
一般民事訴訟、個人破産・企業倒産、労働審判、金融ADRなど様々な案件を扱わせてもらっています。もちろん、刑事事件も扱っています。
(※金融ADR・・・金融分野における裁判外の紛争解決制度のこと。金融商品・サービスに関するトラブルを簡易・迅速に解決する手段として平成22年10月1日より施行された)
弁護士としての信条・ポリシー
まだ、経験も浅いため、とにかく一つ一つの案件を丁寧に対処すること、それと、相手の話をよく聴くことです。やはり依頼者の方はそれぞれ違う事情を抱えていらっしゃるので、事例だけをみて判断するのではなく、その方のお話を聞き何が求められているのかをきちんと把握することが大切だと考えています。
この点はサラリーマン時代、営業をしていたのでその頃の経験も活きているのかもしれません。
関心のある分野
いろいろあるのですが、取り立ててあげるとすれば、高齢者に関する後見や相続関係の分野と、民事介入暴力対策でしょうか。
高齢者問題については、これから高齢者の数も増えていく中でまだまだ開拓されていない分野ですので、例えば問題を未然に解決できるように気軽に相談できるような仕組みを整えるといった取り組みをもっと進めていく必要を感じています。
民事介入暴力対策について
民事介入暴力対策とは、例えば企業に反社会的勢力が入ってくる危険性が生じたときにその排除をめざし対策を講じたり、また賃貸住宅の不良住民の問題に対してチームを組んで交渉などによって解決するといった活動をしています。その他、法・条例の改革についての提言などもしています。