阪口 剛 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
大学3年生後期に受けた行政法の講義で、市民が行政を相手にした際に弁護士の援助がないために法的な不利益を被っているといった話を聞き、行政事件のできる弁護士になりたいと思ったのが、弁護士を目指したきっかけでした。
学生時代
大学は北海道大学の法学部でした。最初から弁護士を目指すつもりだったわけではなくて、漠然と地方の公務員とかかなぁなんて思っていました。実家が小樽だったので、自宅通いでしたね。サークルは茶道研究会というサークルに入っていました。高校のころから茶道部だったんです。
弁護士を目指す決意をして、本格的に勉強を始めたのは、卒業してからですね。「これからは暗い受験勉強生活が始まるのだから」と思って、大学時代は遊んでいました(笑)。
司法修習期の思い出
私は司法修習の実務修習地は高知県だったんです。大抵は都会の方に行きたがるのですが、私は都会で仕事をするつもりはなかったんです。司法修習期は楽しかったですね。あんまり勉強した覚えはないです(笑)。みんなでテニスをしたり、副検事さんが釣りに連れて行ってくれたり。
あと、前期修習では、全国から司法試験合格者が集まって大人数で研修をするのですが、若い人からお年を召した人まで、いろんなバックグラウンドを持った人達が集まってきて、酒を飲みながら夜な夜な熱く語り合いました。そういうことができて恵まれた時代だったと思います。
仕事の中で嬉しかったこと
法律相談をしたり、依頼を受けて事件を解決していく中で、お客様にのし掛かっていた重荷が軽くなり、気持ちが前向きになって、依頼者や家族が当初からは見違えるほどに笑顔になっていくことが嬉しいです。
弁護士になって大変だと感じること
あまり大変だと感じることはないですが、挙げるとすればワークライフバランスでしょうか。
心身が健康であってこそ、良い仕事ができると思います。
休日の過ごし方
休日は、ドライブに行ったり、犬の散歩をしたりとのんびりしていますよ。妻と一緒にマンガ喫茶でくつろいだりすることもあります。土日祝日は基本的に休みにしていますが、事務所に半日はきていたりするので、まるまる2日間休みになることはあまりないですね。
仕事をする上で意識していること
「依頼者を置き去りにしない」ということです。トラブルは一つ一つが異なるのであり、解決方法や結論は一つではないはずです。難解な法律用語を振りかざし、一方的に結論を押しつけたのでは、依頼者にとっての本当の解決にはならないと考えまていす。
当事務所では、弁護士とスタッフとが一体となって、依頼者にていねいにわかりやすく説明し、よく話し合いながら、問題解決に向けて最後まで納得して手続を進めていけるように心がけています。
今後のビジョン
そんなに大それたことは考えていないですね。華やかである必要はないと思っています。ここに来てくれる依頼者に対して懇切丁寧に対応して、信頼を得られるようにやってゆきたいと思っています。
事務所の規模を広げていくかどうかに関しては、そんなに考えているわけではありませんが、弁護士はこれからどんどん入ってくると思うので、いつまでも一人事務所でやっていくわけにはゆかないでしょう。ただ、大きくしても競争して勝てば良いというのではなくて、一人一人の依頼者が納得してもらえるようなやり方をずっと心がけていきたいところです。
関心のある分野
家事事件と、DV(ドメスティックバイオレンス)関連です。
今後の弁護士業界の動向
大量増員時代を迎え、専門性の要請、新分野への進出、業務形態の多様化など変化は激しくなり、決して安穏としていられる業界ではなくなると思います。
しかしながら、市民によりよい法的サービスを提供すべく、真面目に、ていねいに、誠実に一つ一つの事件と向き合っていくことが大事だという本質は変わらないと思います。
(2011年10月インタビュー実施)