依頼者の意向を尊重し最良の解決策を探す〜「受容」と「共感」を大切に、地元に根付いた弁護活動を
どんな相談も、まずは受け止める
ーー注力分野を教えてください。
債務整理・破産と交通事故の案件に注力しています。弁護士になった当初は相続の案件をかなりの数手がけていて、今も強みとしている分野の1つです。
ーー仕事で心がけているのはどのようなことでしょうか。
依頼者と話すときには、「受容」と「共感」を大事にしています。
どのような相談であっても決して依頼者を責めるようなことはせず、とにかく一旦、悩みを受け止めます。その上で、「こういうふうに解決していきましょう」と今後の見通しを丁寧に説明することを心がけています。
説明するときには、わかりやすさにこだわります。伝わりにくい場合は言葉を変えるなどして、依頼者に理解・納得してもらうことを第一に、時間をかけて説明します。
法律用語を正確かつわかりやすく説明することはなかなか難しいのですが、これまで約10年間、弁護士として活動してきたなかで、「この言葉はこういう説明が伝わりやすい」と自分の中で型ができてきました。
事件解決にあたっては、法的な解決策を依頼者に理解してもらったうえで対応することが肝心です。今後も経験を積んで、さらに依頼者に伝わる説明を目指していきます。
自宅を維持しつつ、借金を大幅に減額
ーー弁護士として活動してきた中で、印象に残るエピソードはありますか。
債務整理の相談に来た方がいたのですが、「借金を整理したいけれど、自宅を手放したくない」と希望されていました。依頼者は妻から離婚も突きつけられていて、かなり切羽詰まった状態でした。
債務整理にはいくつか方法があり、自己破産という手続きをする場合は原則として自宅を手放すことになります。自己破産ではない方法で、自宅を残しつつ、借金を整理するにはどうすればいいか…と一緒に考えて、民事再生という手続きをおこなうことにしました。
民事再生では、住宅ローンが残っている住宅について、一定の条件を満たせば、維持したまま借金を減額することができます。
このケースでは、住宅ローンの支払いは続けて自宅を維持しつつ、借金を5分の1ほどにまで圧縮する計画を立てました。計画どおりに進行し、自宅を残したまま借金を大幅に減らせて、離婚も回避できました。いい解決につながった案件として印象に残っています。
考えを押し付けるのではなく、一緒に最善の解決策を探していきたい
ーープライベートについても伺います。休日の過ごし方や趣味を教えてください。
運動不足にならないよう、近所をランニングしたりして、休みの日はなるべく身体を動かしています。弁護士仲間とバスケットボールをすることもあります。
趣味は釣りです。地元の広島では呉の方に行くことが多く、時々島根県の浜田まで足を伸ばします。
ーー今後の展望をお聞かせください。
地元に根ざしている事務所として、これまでどおり、地域の方々から寄せられる困りごとを、1件1件解決していきたいと考えています。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
法律トラブルは病気と同じで、放置していると、どんどん事態が悪い方向に進行してしまう可能性があります。
たとえば借金を抱えて、返済できず滞納してしまった場合、そのまま何も対処をしなければ債権者から激しい取立てを受けたり、給料を差し押さえられたりしてしまうかもしれません。そうすると、受け取れる給料が減るため今より生活が厳しくなったり、借金があることを勤務先に知られてしまったりするリスクがあります。
借金の返済が難しくなった場合、早めに弁護士に間に入れることで、債権者から直接取立てを受けることがなくなります。債務整理の手続きをおこなうことで、差し押さえを受けることも回避できます。
借金問題に限らず、トラブルを抱えてしまった場合は、なるべく早く弁護士にご相談ください。私の考えを押し付けるのではなく、複数の選択肢をご提案して、相談しながら最善の解決策を探したいと考えています。一緒に頑張りましょう。