木村 道也 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
大学の学部在学中から、コンピュータエンジニアとしてインターネット関係の事業の立ち上げに関わり、実際に自分で取り引き先と商売も行っていました。ところが、法的な不安から、二の足を踏んで事業化できなかったり、法律の専門家に助言を求めても思うような回答を得られなかったことがあり、それなら、自分が専門家になろうと思ったのがきっかけです。
エンジニアの経験
ITの分野においては、時には依頼者や相手方より詳しかったりします。そのため、他の弁護士からの紹介で相談に来られる依頼者もいらっしゃいます。
また、法とIT技術は考え方として似ているところがあるのです。プログラマは、やりたいことを達成するために、基本的な機能を組み合わせて、論理的にプログラムをかきます。弁護士も、基本的な法的知識や法律の条文を組み合わせて、論理的に文章を書き、交渉をします。どちらも論理的な思考を伴うのです。
今までの経験と現在の仕事内容
地域に根ざした弁護士として、地域住民のみなさんの様々なご依頼をおうけしています。もちろん、民事事件を多く扱ってはいますが、変わったところでは、①弁護士を目指すきっかけにもなった新規事業の立上の法的支援、②行政を相手にする事件、③B型肝炎訴訟があります。あと、私の事務所は、福岡大学の学内にあり、法科大学院の学生さんの実務教育も担当しています。
大学内に事務所を構えている理由
学生が勉強しながら実務教育もできるようにするためです。実際の現場をみたり、自らが経験することによって、よりモチベーションが上がると共に、様々な考え方を身につけることができるのではないかと思います。
弁護士としての信条・ポリシー
ひとつは、弁護士は「不安を、安心に」かえる存在であるべきだということです。弁護士に相談に来られる依頼者の方はある意味ハードルを越えて相談に来ていると思うのです。そのためまずは、何がそのハードルを越えさせてまでして相談に来られたのか、じっくり聞くことが大事だと思います。法的解決だけでなく、メンタル面においても支えになることを心掛けております。
もうひとつは、司法は、法律を利用して紛争を解決することによって、社会全体をより良くする仕組みだと思いますので、自分が依頼者のためにやろうとしてることが「紛争の解決」に役立つのか、社会全体をより良くする方向に働くのか常にチェックをすることです。
関心のある分野
新規事業(特にIT関係)立上の法的支援に関心があります。あと、行政事件にも興味があります。行政の活動を監督する市民団体の市民オンブズマン福岡の理事をさせていただいていますし、福岡難民弁護団やB型肝炎訴訟弁護団でも活動しています。
弁護士が増えた今だからこそ、人があまり取り組まないような分野に関わっていき、幅広い分野で弁護士が活躍できたらと思います。