
悩みに寄り添う丁寧なコミュニケーションが信条・一人ひとりの希望を汲み取り、最善の解決を
「言葉を使って人の役に立てる仕事がしたい」
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
子どもの頃から、「言葉を使う職業に就きたい」という思いがありました。自分の考えを相手に分かりやすく伝えたり、相手の意見を聞き出してまとめたりすることが得意な方でしたし、何より人と話すことが好きだったんです。たとえば、文章で人の心を動かす作家や、話術で楽しませるお笑い芸人といった職業の人たちを尊敬していました。
高校3年生のときに進路を決めるにあたって、将来どんな仕事をしたいか改めて考えてみました。当時、手に職をつけることにも惹かれていたため、「言葉を使い、かつ資格を取得して、人の役に立てる職業」…そんな条件を並べて考えたときに浮かんだのが弁護士でした。
弁護士の資格を取得すれば、言葉を駆使して困っている人を救うことができる。まさに自分にとって理想的な職業だと思い、弁護士を目指そうと決意しました。
ーーどのような学生時代を過ごしましたか?
中高時代は硬式テニス部に入り、日々テニスの練習に打ち込んでいました。大学進学をきっかけに愛知県から上京し、勉強だけでなく遊びやアルバイトに、忙しいながらも楽しい毎日を過ごしていました。大学時代の仲間たちとは今も友情が続いています。
依頼者が安心・信頼できる対応を
ーーどのような分野の案件を手がけていますか。
弁護士法人プロテクトスタンスは、浮気・不倫の慰謝料請求や離婚・男女問題、借金問題の債務整理、交通事故、さらには相続や労働トラブル、刑事弁護など、様々な分野を扱っています。企業法務にも注力しており、規模や業種が多様な企業からご相談を受け、顧問契約を締結しています。 私が担当することが多いのは浮気・不倫の慰謝料請求や、離婚・男女問題の分野です。「既婚者と関係を持ってしまい慰謝料を請求された」「配偶者の浮気を疑っている」「離婚の慰謝料や財産分与について揉めている」など、様々な相談が寄せられます。
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
依頼者とのコミュニケーションを大切にしています。まずは相談内容を丁寧に聞き、これまでの経過や法的な問題点を整理します。その上で今後の見通しを立て、本人の希望を踏まえてトラブル解決に向けてどのように対応すべきかを説明します。難しい用語などをできるだけ使わず、わかりやすい説明を心がけています。
依頼者の中には、「悩みを整理できていないので、うまく話せない」「今後どうしたいのか、自分でもよくわからない」とおっしゃる方も多いです。そんなモヤモヤをひとつずつ整理して、解決までの道筋を組み立てることも弁護士の仕事です。整理する過程で「自分はこうしたい」という希望が出てきたら、遠慮なく話していただきたいです。できるだけご希望を尊重しながら、最善の解決方法を考えていきたいと思っています。
また、密に連絡をとるなど、依頼者に安心・信頼していただける対応も心がけています。「相談してよかった」と思っていただけることが一番の喜びです。
ーー弁護士として活動してきた中で印象的だったエピソードはありますか?
離婚に伴う面会交流の案件で印象深いケースがあります。依頼者は離婚をきっかけにお子さんと離れて暮らすことになったのですが、面会交流の条件を元配偶者とまとめることができず、お子さんに会いたくてもなかなか会えない状況でした。
将来にわたって良好な親子関係を築いていくためにも、依頼者とお子さんのスムーズな面会交流を実現したい。その一心で、どのような条件であれば面会交流を実施できそうか検討し、相手方の代理人と粘り強く交渉しました。
交渉の過程で相手方と少しずつ信頼関係を築き、双方が納得できる面会交流の条件を整えていきました。最終的には依頼者とお子さんとの面会が実現し、「子どもと会えるようになったのは先生のおかげです」と非常に感謝していただきました。地道な交渉が実を結び、依頼者に喜んでいただける結果に着地できた案件として、印象に残っています。
少しでも悩んだら、気軽に相談してほしい
ーー休日の過ごし方やご趣味について教えてください。
司法修習生の時からゴルフに興味があったので、週末に弁護士仲間とプレーすることもあります。子どもの頃から身体を動かすことが大好きなので、今後も色々なスポーツに挑戦してみたいですね。最近はキックボクシングにもハマっています。
ーー最後に、弁護士への依頼を検討している方に向けてメッセージをお願いします。
一般的に、弁護士に相談・依頼をするときというのは、自分の力ではどうにもならないくらいトラブルが悪化している場合が多いと思います。ただ、切迫した状況になって初めて弁護士に連絡するのではなく、できればそうなる前に相談していただきたいです。
問題がこじれるほど、解決するのが難しくなり、かかる時間も長くなってしまいます。トラブルの初期段階で適切に対処できれば、大きな問題に発展することを回避でき、早期に解決できる可能性が高まります。
少しでも悩みがあれば、「こんなことで…」などと思わずに、ぜひ気軽に弁護士に相談してください。あなたにとって一番いい解決方法を一緒に考えていきましょう。