依頼者の話をじっくり聞き、解決へ導く 遺産相続・離婚・交通事故分野で多数の経験
映画会社での法務経験がきっかけで弁護士に
——弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
映画会社で営業兼法務として勤務していた時に、契約関係の仕事をしたことがきっかけです。
当時、海外の映画会社から映画の版権を買い付け、その権利を日本のビデオ会社や配給会社に売る仕事をしていました。この際、必ず契約関係の交渉をする必要があり、日本や海外の弁護士と一緒に働く中で、難しい問題を解決していく弁護士の仕事にとても魅力を感じました。
また、当時は著作権や映画関係に詳しい人を探すのがとても難しく、日本はまだまだ弁護士へのアクセスがしにくいと感じました。もっとアクセスしやすい仕組みがあればいいなと思ったことも、弁護士を志した理由の一つです。
その後、法科大学院に進み、都内の法律事務所に勤務したあと、現在の弓弦法律事務所を設立しました。
——実際に弁護士になってみて、どうでしたか。
「難しい問題を解決して、人の役に立てたらいいな」と思い弁護士になりましたが、それを直接できる仕事ということで面白さを感じています。
また、法的な課題を解決することはもちろんですが、刑事弁護では被疑者の身の回りのお世話をすることもあり、弁護士の仕事の幅の広さに驚きました。
遺産相続・離婚・交通事故を多く扱う
——注力している分野はなんでしょうか。それぞれ、どのような相談が多いのかも合わせて教えてください。
現在、遺産相続、離婚、交通事故の3分野を多く扱っています。
相続は、遺産分割に関するご相談が圧倒的に多いです。親が亡くなって兄弟間で争いが顕在化してしまい、ご本人たちで解決できずにご相談に来られます。
争いの種としては、「生前、親から優遇されていた」「生前お世話をしていたのは私だ」など特別受益や寄与分に関することが多いです。生前から兄弟が仲良くなく、全くお話ができないというケースもあります。
離婚は、妻側からのご相談が多いです。「DVまではいかないけれどもモラハラがあるので別れたい」「性格の不一致で別れたい」というご相談が多いです。
夫側が離婚に応じるケースは半々くらいです。特にはっきりとした理由がないものの離婚したいという場合には、ご相談段階から別居を進めて、婚姻関係が破綻しているという事実を積み重ねることが必要です。婚姻中のさまざまな事情を聞き出し、小さな事実でも積み重ねて、離婚原因にならないかを探っていきます。
モラハラの場合は、ケンカの延長で何か言われたような場合もあれば、何年にも渡って人格否定をされていることもあり、離婚が認められるかどうかはケースバイケースです。モラハラの程度や期間、行為態様、証拠によって、裁判所の判断は変わってきます。
交通事故は、被害者側からのご相談を受けています。ご相談に来られるタイミングは様々です、事故直後や治療中の方もいれば、治療終了後にどうしたらいいかというご相談もあります。
早い段階で治療方針や保険会社とのやりとりなどについてアドバイスをすることで、できるだけ有利にすることも可能なケースが多いですので、早めのご相談がおすすめです。
交通事故の慰謝料は、保険会社の算定基準よりも、裁判所の算定基準(裁判基準・弁護士基準)の方が高額であることが一般的ですが、弁護士が交渉しないと保険会社が裁判基準での支払いに応じる可能性は低いです。保険に弁護士特約がついている場合は、弁護士費用を保険で補填できるケースがほとんどだと思いますので、積極的に弁護士を利用するといいと思います。
事件解決のお手伝い、依頼者から喜んでもらうことがやりがい
——依頼者と向き合う上で心掛けていることはありますか。
依頼者の方は、普段法律に触れることもほとんどないと思いますので、とにかく分かりやすい説明をすることを心掛けています。
あとは、ご依頼を受けてから事件の解決に至るまでには、時間がかかるケースもありますので、途中でこまめにご連絡することです。ご連絡の期間が空いた時には、こちらから依頼者に「今こういう状況です」とご説明すると、とても安心していただけますね。
——弁護士として活動してきた中で印象的だったエピソードを教えてください。
警察官に絡んでしまい、公務執行妨害の疑いで逮捕された被疑者の弁護活動をしました。その方は会社員だったので、あまりに長く拘束されていると会社をクビになってしまうのではないかと心配していました。
被疑者を釈放するにあたって身元引受人が必要でしたので、私の方で社長に状況を説明し、身元引受書を書いてもらいました。勾留するかどうか判断する裁判官に対し、勾留の必要がないことを主張した結果、最終的に検察の勾留請求を却下させることができました。
弁護活動が終わった後に、珍しく被疑者から電話をいただいたんです。「ありがとうございました。弁護士の仕事ってすごいんですね。自分ではできないことをやっていただいて尊敬します」と伝えていただき、とても印象に残っています。その時に弁護士をやっていてよかったなと思いました。
刑事事件に限らず、どんな事件でも無事に解決したときに、依頼者の方にとても喜んでいただけるところが、弁護士としてのやりがいだと感じています。
躊躇せず弁護士に相談を、事件の見通しをご説明します
——休日の過ごし方やご趣味はありますか。
習慣にしているのはウエイトトレーニングです。パーソナルトレーナーをつけて週2回ほどおこなっています。体が資本のところもありますので、体調管理には気をつけています。
休日は映画を見たり、犬を連れてドライブして公園に行ったりして、のんびり過ごしています。
——これからの展望についてお聞かせください。
今注力している遺産相続、離婚、交通事故でお困りの方はまだまだたくさんいると思うので、この3分野は、これ以上に力を入れていきたいです。
また、中小企業の企業法務や顧問業務も、積極的にやっていきたいと思っています。何かしら法的問題を抱えていても、顧問弁護士がいない会社もあると思います。何か問題が大きくなる前に弁護士を活用していただけたらいいなと思っています。
——法律トラブルを抱えて、悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
一人で悩んでいても辛いと思います。専門家である弁護士を頼ってもらえれば、解決の糸口が見つかることも多いと思いますので、躊躇せず弁護士に相談して欲しいです。
弁護士を選ぶポイントは、まず自分の話をよく聞いてくれるかどうかだと思います。自分の意見ばかり言って頭ごなしに「法的にはこうだから」というのではなく、寄り添ってくれる弁護士の方が良いと思います。
費用体系が明確であることも大切です。費用はほとんどの方が気になるところだと思いますので、私も最初の段階で説明をするようにしていますが、どうしてそのような費用になるのか説明してくれると安心につながると思います。
また、依頼時にその事件の見通しを具体的に説明してくれるような弁護士が良いかと思います。
法律相談は、初回30分無料でお受けしており、お問い合わせは電話、メールで受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。