「娘が妊娠したが、相手の親に養育費を請求できないのか」。「息子が妊娠させてしまったが、中絶してもらうことはできないのか」。弁護士ドットコムには、未成年の子どもの妊娠にまつわる相談が時折寄せられます。
この漫画では、15歳の娘が妊娠してしまった加藤家の目線で、若年妊娠を取り上げます。
親の目には、吹奏楽部に入って充実した高校生活を送っているように見えた美咲。
しかし当の美咲は入学早々、吹奏楽部を辞めてどん底の精神状態でした。そんな中、ひょんなことから同級生の悠太との男女交際が始まり、関係を深めていく2人。
第6話では、美咲は自身の妊娠を母親に伝えます。
●6話:美咲「どうしたらいいかわからない…」
悠太に「妊娠したかもしれない」と伝えてから2日。LINEは既読がついたまま、スタンプ1つすら送られてきません。
体調は優れず、悠太に会うのも嫌で、学校には行けそうにありませんでした。
怒るわけでもなく、真剣に私の目をみて話すお母さん。私は涙が止まらなくなってしまいました。
そして、全てを話したのです。最後の生理は7月上旬くらいで、8月、9月の生理が来ていないこと。心配になって妊娠検査薬を試したら陽性と出て、悠太にLINEをしたのに返信がないこと。
お母さんに言われて、悠太に「親にも話しました。明日、悠太のご両親と話がしたいそうです」と、親の電話番号を添えてLINEしました。
7話に続く。