4年ぶり2度目の不倫が報じられた元衆院議員の宮崎謙介氏は、11月29日に出演したTBS系「サンデー・ジャポン」で、女性と「行き過ぎたコミュニケーション」があったことを認めた。ただし、ホテルの部屋で「マッサージを受けた」と話すにとどまり、肉体関係への言及は避けた。
スクープした文春オンラインによると、宮崎氏は相手女性と今年6月にSNSで知り合い、10月21日に都内の高級ホテルで密会したという。
記事では、マッサージのあと、宮崎氏が「自分からズボンを脱ぎだした」として、性的な行為があったことを女性が証言している。
記事中には、女性が撮ったという脱がれたズボンの写真が掲載されており、「同じズボンを宮崎氏が履いた姿は9月22日のブログなどでも確認できる」との説明も付されている。
両者の主張は「ホテルでマッサージ」までは一致している。ホテル密会で「肉体関係はなかった」という言い分は通るのだろうか。
●「ホテルで二人きり」ならそりゃあ…
「滞在時間にもよるでしょうが、仮に裁判になったとして、成人した男女がホテルで二人きりになっているのですから、経験則や社会通念上、不貞行為がなかったと判断されることはまずないでしょう」と藤吉修崇弁護士は語る。
この考え方はラブホテルほどではないにしても、一般のホテルにも当てはまるという。しかも、今回は宮崎氏が既婚。さらに女性側の証言や脱いだズボンの写真があるため、肉体関係があったという推認はより強く働く。
ただし、理屈のうえでは、本当に何もなかったという可能性がゼロとは言い難い。
「本当にマッサージだけで、性的な関係がないのであれば、法律上の不貞行為(不倫)にはなりません。ただし、証拠を出して、肉体関係があったという推認を覆さなくてはなりません。
たとえば、二人の関係が発覚する前に『マッサージをまたよろしく』など、性的関係になかったことをうかがわせるようなLINE等のやり取りがあれば、証拠になりえるでしょう」
なお、同日の「サンジャポ」には宮崎氏の妻・金子恵美氏も出演。宮崎氏に苦言を呈しつつも、出版されたばかりの著書『許すチカラ』に絡めて、「今回は許せる」と離婚は否定した。