2018年のクリスマスが近づいてきた。今年の12月24日は休日ともあって、なんだかカップルたちが浮ついている気がするーーというのは、当日を独りで過ごすであろう記者のひがみだろうか。
この時期になると、一部の飲食店などが「カップル入店お断り」の表示を掲げ、SNSで話題になる。記者としても、断然応援したい所存だ。
今年もすでに、「吉祥寺どんぶり」(東京都武蔵野市)や「スパゲッティPiaPia」(東京都八王子市)などの写真が拡散されている。例年この手の企画をしている店だ。
このほか、SNSで検索しただけでも、「クリスマスイブは営業しますが17時以降のカップルの入店はお断り」、「クリスマスイベントはカップルの入店はお断り」などを打ち出している店を見かけることができる。
本日カフェな。は定休日です。次の定休日は25(火)、年末年始は30(日)~1/4(金)お休みさせていただきます。12/24(振替休日の月曜)クリスマスイブは営業しますが17時以降のカップルの入店はお断りさせていただきます〓
— cafe' na. (@cafe_na) 2018年12月17日
12月24日の夜はファムデクリスマスイベントです完全予約制のコース料理です冬休み帰省する予定のない人などもし良かったら当店でワイワイしませんか?当店のクリスマスイベントはカップルの入店はお断りしておりますご了承下さいませ pic.twitter.com/rlLt9ato9j
— ファームデザインズ帯広畜産大学店 (@farmdesigns3) 2018年12月18日
店側がどこまで本気かはわからないが、カップルの入店を拒否することは「適法」の範囲内だと考えられる。店側にも「客を選ぶ権利」があるからだ。
西口竜司弁護士は、「法律上、店は管理権に基づいて『誰を店に入れるか、入れないか』という選択権を持っています」と説明する。
「せっかくのクリスマス、固いことを言わず、ジョークとして楽しんでもいいのではないでしょうか」(西口弁護士)
ただし、人種や障害などを理由とした入店拒否は、たとえば、安全性の確保など特別な事情がない限り、NGとなる可能性が高い。