ヤマト運輸の営業所にチェーンソーを持って押しかけて、応対した職員に「はよ、荷物出さんかい」などと要求する様子をうつした映像が動画サイトYouTubeに投稿されていた問題で、ユーチューバーの男性が1月5日夕方、YouTubeで生放送をおこなって、謝罪した。
男性によると、昨年11月上旬ごろ、ヤマト運輸の配達員から連絡があった際、荷物を受け取れなかったことから、「怒った」のだという。報道によると、映像には、男性がヤマト運輸の営業所に押しかけ、「はよ荷物、出さんかい」「全世界配信したるぞ」などと叫びながら、チェーンソーを作動させる様子がうつっていたという。映像はすでに削除されている。
今年1月4日にニュースサイト「探偵Watch」に取り上げられたことから、ネット上で騒動になっていた。男性はこの日の放送で、自宅の一室から「ヤマト運輸さんに関係される方々には御迷惑をおかけしました。すみませんでした」と深々と頭を下げながら謝罪した。「自分でもなんでこんなことをしたんだと、振り返ると思うところがある」と話した。
男性は「本来であれば、本社に謝罪させていただくのが筋でないかと思うが、ここまで大きく世間を騒がせしまった。謝って済む問題ではないと自覚しており、いかなる処罰を受ける所存です。深く反省して、二度と同じ過ちを繰り返さないように自問自答しているところです」と述べ、ヤマト運輸や警察関係者、リスナーなどに向けて繰り返し謝罪していた。
ヤマト運輸広報戦略部は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、「そのような事案があったことは事実として認識している。現在、警察に相談しているところなので、詳細については控えさせていただく」と回答した。なお、中日新聞によると、ヤマト運輸は同日、警察に被害届を出したという。