パソコンなど電子機器の販売、サポート事業を展開する「PC DEPOT」を運営するピーシーデポコーポレーション(PCデポ)は8月31日、いったん停止していたウェブでの中古品買い取り・販売を9月1日から再開すると発表した。
PCデポをめぐっては、不要なサポート契約・解約料問題で波紋を広げていた。さらにネット上で、中古販売に必要な「古物商」の許可を取得していないのではないかという疑惑があがっていた。
同社は8月27日、ウェブでの中古品買い取り・販売について当面の間見合わせると発表。同社広報によると、古物商の許可は得ていたが、ホームページアドレスの申請をするための変更届(古物営業法7条1項、5条1項6号)に漏れがあったという。古いホームページアドレスのまま、変更手続きをしていなかった。
同社広報は、弁護士ドットコムニュースの取材に「担当者が、Web本店自体の古物商の届出が完了しており、それで手続きが足りているものと考えてしまったため」に起きたと説明した。すでに、新しいホームページアドレスの申請に必要な手続きは完了しているという。
無許可営業の疑惑については、「古物営業の許可は従前より営業所ごとに取得しており、無許可営業の事実はない」と回答している。