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「SEALDs」メンバーら政策提言シンクタンク設立「わくわくするコンテンツ提供したい」
「ReDEMOS」代表理事の奥田愛基さん

「SEALDs」メンバーら政策提言シンクタンク設立「わくわくするコンテンツ提供したい」

9月に成立した安全保障関連法に反対する学生グループ「SEALDs」(自由と民主主義のための学生緊急行動)のメンバーらが12月14日、東京・参議院議員会館で記者会見を開き、政治課題の分析や政策提言をおこなうシンクタンク、一般社団法人「ReDEMOS(リデモス)」を設立したことを発表した。

代表理事には、SEALDsでリーダー的存在だった奥田愛基さんが就任。理事には上智大学の中野晃一教授、水上貴央弁護士が名を連ねた。このほかにも、SEALDsのメンバーがコアメンバーとして参加している。ただ、固定したメンバーではなく、外部から様々な有識者を招いて、議論や政策提言をおこなっていく予定。

●奥田さん「自由で、活発な議論が行われるべき」

「ReDEMOS」は、活動方針として大きく次の3点を提示している。

(1)主権者である市民の熟議を行うために、重要な政治課題について分析し多様な視点を提示する。

(2)論争的な事柄に関して、異なる立場から自由闊達で建設的な議論を交わす場を提供する

(3)議論の深まりを踏まえて、市民、政府、政党および政治家に対する政策提言を行う。

奥田さんは、「日本社会は多くの課題を抱えている。その解決のためには、さまざまな立場から自由で、活発な議論が行われるべきだ」と「ReDEMOS」を設立した意義を指摘。「『こういう社会にしたいけど、どうすればいいのかわからない』。そんなときに参照するツールとなっていきたい」と意気込みを語った。

また、水上弁護士は安保法制に反対する人たちが、国会前で怒りのデモを行ったことに触れつつも、「本当に何かを成し遂げようと思ったら、(デモのような)怒りだけでは足りない」と指摘。具体的に政策や法案をわかりやすく市民に伝える必要性があるとして、次のように述べた。

「奥田君たちのデザイン力、発信力が合わされば、使いやすいコンテンツに仕上げていくことができると考えている。市民の人が使いやすい、わくわくするようなコンテンツをデザインしていきたい」

「ReDEMOS」は最初の提言として、違憲な立法がされないための仕組みづくりの立法提言をウェブ上に発表している。

立憲民主主義の崩壊を防ぎ、持続的に維持発展させるための立法提言

http://redemos.com/

(弁護士ドットコムニュース)

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