埼玉県飯能市は8月2日、8月7日から緊急事態措置が終わるまで飯能河原を閉鎖すると発表した。市の担当者によると、7月22日からの4連休中、1日あたり60〜70のテントが張られ、マスクをせずにBBQなどをする人たちであふれたという。
【飯能河原の一時閉鎖について】
— 飯能市(観光) (@Hanno_kanko) August 2, 2021
新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出等自粛要請を踏まえ、埼玉県飯能県土整備事務所と連携し、緊急事態宣言下において、飯能河原等を一時的に閉鎖します。
「飯能河原等の閉鎖について」https://t.co/GtAuuU4tgG#拡散希望 #飯能河原 pic.twitter.com/PTNVEHzVkT
県南東部や都内ナンバーの車が多くみられたこともあり、市の担当者は「住民の心配もあって、閉鎖もやむなしという判断に至った。地域に住む住民の健康のためにもご理解とご協力をお願いします」と呼びかけている。
●GWには110番通報が100件以上
市の担当者によると、飯能河原は住宅地と隣接しており、4連休中にも住民から感染拡大を心配する声が数十件寄せられた。こうした状況は春先から続いており、ゴールデンウィークには警察への110番通報が100件以上相次いだという。
4連休中は県や市の職員が巡回し、チラシを配りながら「飲食をやめてください」「マスクをしてください」と呼びかけたが、「一切聞いてくれない状況」だったという。
ツイッターでも8月に入り「月曜はゴミの置き捨てが多い」「近隣の飯能河原から笑い声がとんでもなく響いてくる」といった声が投稿されていた。
今後は出入り口付近に閉鎖を呼びかける大きな看板を表示し、バリケードやロープなどを張る予定だという。