顧問弁護士の顧問契約でよくあるトラブルと対処法は?

顧問弁護士と顧問契約を結んでいると、別の弁護士へ相談してよいか、契約先との利益相反はどうなるか、顧問料や成功報酬・契約書の内容、解約時の違約金の妥当性など、判断に迷う場面が出てきます。この記事では、顧問契約を続けるなかで生じやすい報酬や解約をめぐるトラブル、弁護士本人と会えない・非弁業者ではといった信頼性への不安について、実際の相談例をもとに対処法を整理しています。

顧問弁護士に他の相談はできる?

顧問契約を結んでいる弁護士や士業に、取引先など第三者のことを相談してよいか迷う方は少なくありません。ここでは、顧問契約を続けたまま別の弁護士へ相談・依頼できるか、契約先が相手方やライバル会社の代理を受けていた場合の利益相反をどう考えるかを、実際の相談例とともに整理します。

顧問契約している特許事務所への相談について

相談者
907647さんの相談
投稿日:

顧問契約をしている特許事務所との関係で相談です。

私の会社の取引先が出願したいという商標に関する手続きについて、私の会社が私の会社の顧問契約先に相談するというのは、法律違反にはならないのでしょうか?

どこかで、顧問弁護士に対して、顧問契約している企業以外の会社が、顧問契約している企業を介して相談するのは弁護士法違反と聞いたことがあります。

ちなみに顧問契約は、権利の出願等に関する助言、その他付帯事項のような内容で記載があります。

顧問契約を締結・存続しておきながら、他の弁護士の先生に案件を依頼することの可否

相談者
943280さんの相談
投稿日:

現在私の会社では地元の弁護士の先生と顧問契約を結んでおります。
しかし今回ひとつ案件を相談したところ、どうも現在の顧問の先生は乗り気でない、または専門外にてお詳しくない、ということがわかりました。
こうした場合現在の顧問契約を存続しつつ、他の弁護士の先生に当該案件を相談の上、依頼することは可能でしょうか?

現在の先生に嫌な思いをさせる、信頼関係を害する、ということは承知のうえで、可否及びその他デメリットをお教えください。
何卒宜しくお願い致します。

会社の顧問弁護士への相談。

相談者
528987さんの相談
投稿日:

退職にさして会社側と未払いの歩合給について揉めています。(会社側は支払わない意志)
なおかつパワハラ被害について訴えたところ会社側で特に何かの対応をしてくれるわけではなく、勝手に会社の顧問弁護士にでも電話しろと言われました。

会社の顧問弁護士は会社側と契約しているので、相談しても会社に有利な回答しかしてくれないのではと思っています。

このような場合、会社の顧問弁護士に相談を持ちかけて公正な判断を下してもらえるのでしょうか。
また、顧問弁護士に相談せずに外部の弁護士の先生にお願いした方がいいでしょうか。

顧問料や報酬体系はどうなる?

毎月の顧問料と個別案件で発生する費用の関係は、契約前に確認しておきたいところです。ここでは、成功報酬の上乗せや複数弁護士での対応が妥当かといった報酬体系の疑問に加え、口頭でも契約が成立するのか、契約書にどんな事項を記載すべきかまで、費用と書面に関する相談例を紹介します。

顧問契約を結んだ弁護士に別件でお願いしないといけなくなった場合の費用について。

相談者
1377389さんの相談
投稿日:

【相談の背景】
以前会社と顧問契約をする場合の費用についてお聞きしました。正直あまりかからないなと思いました。私の考えでは監査役的なポジションをお願いし、(中小企業なので)年イチくらいで全社員と面談して頂き、仕事上はもちろんプライベートでも困っている事があれば相談に乗って頂きたいなと思っています。

ただ、特許裁判で勝った、難しいネゴシエートを成功させた、クレームを受けた時に最小限の出費で済ませて頂けたとなると、当然別途費用が発生するのではないかと思います。プロ野球で言うと、三冠王を獲った、ピッチャーのタイトルを総ナメにして沢村賞を獲った時にタイトル料として球団から出来高を貰うのと同じです。

弁護士の先生によって得意分野は当然あるかと思いますが、(悪い意味で言う訳ではないです)結果を出しても顧問料に上乗せがないと弁護士事務所は弁護士だけで運営している訳ではありませんからさすがに

「やってらんねーよ」

という事はあるんじゃないかと思います。私の会社は自社弁護士を採用出来る程のお金はないのですが、顧問弁護士契約を結ぶ時、プロ野球の出来高払いと同じで、この件を成功させたら別途◯◯円、あの件を成功させたら別途◯◯円という契約の仕方はアリなのかどうか教えて下さい。

よろしくお願いします。

【質問1】
顧問契約を結んでいる弁護士でないと何ともならない事態が起こった時、その内容によってはやはり別途費用が発生するのではないでしょうか?

企業顧問契約における禁止事項の法的妥当性・実効性

相談者
1078565さんの相談
投稿日:

【相談の背景】
企業顧問の仕事を斡旋・仲介している会社があります。この会社と顧問契約を交わし活動する場合、顧問契約書に下記の禁止項目があります。

<顧問契約書にある禁止事項>
甲(顧問)は、乙(顧問斡旋兼仲介会社)の合意または仲介なしに、丙(顧問先企業)と初回面談実施日より3年以内または本契約終了より1年以内の短い方に業務委託契約、委任契約、雇用契約等の契約締結行為、金銭授受の発生する取引行為、乙への事前通知なき接触行為をしてはならない。なお、甲が本規定に違反した場合は、甲は乙に対し、乙が丙から得られたはずの理論利益(500万円)を違約金として支払うものとする。

<金銭関係>
甲は乙から顧問報酬を得ます。その原資は丙から乙に支払われ、乙は自社のマージン(顧問先企業及び顧問候補の探索費用や契約後のサポート費用に利益を加える)を得ています。
参考までに、甲に毎月支払われる顧問料は初期7~10万程度で漸増し2年目で月25万~30万円になります。

<課題>
顧問業務は、実務上顧問先企業と顧問が直接やり取りする事が多く、顧問斡旋兼仲介業者の関与が殆どないことから、顧問先企業の中には、顧問斡旋兼仲介業者との契約を規定通り中止したうえで顧問と直接顧問契約を結ぶ事を希望する場合があります。

【質問1】
顧問先企業(丙)が前述の手順により顧問(甲)と直接顧問契約を結んだ場合、顧問斡旋兼仲介業者(乙)は、民法709条違反で損賠賠償を請求すると警告していますが法律的妥当性や実効性はあるでしょうか。

顧問契約と競業の避止について

相談者
1112628さんの相談
投稿日:

【相談の背景】
起業して代表取締役をしています。
クライアント企業より、通常自社で(会社として)受けている仕事とは別に、アドバイザーとして(個人で)顧問契約もしてくれないかと打診されました。
アドバイザーとして求められている知見は、私が自社のビジネスとして提供している知見も含まれますが、普段は営業活動の一環としてお金をいただいていないものです。クライアントはそこに対してお金を払う代わりに定期的に知見を提供することを求めています。

【質問1】
この場合、会社としてではなく、個人として受諾すると競業の避止にあたりますでしょうか?

【質問2】
もしも競業の避止に当たる場合、事情があってこの件については私も自社で受注する形にしたくないのですが、自社を通す以外に私がこの仕事を受けられる方法はないでしょうか?

顧問契約の解約に違約金は必要?

顧問契約を終わらせたいとき、いつでも解約できるのか、残期間分の顧問料や違約金を支払う義務があるのかは気になる点です。ここでは、高額な解約金の妥当性や減額交渉の可否、解約申出の方法や相手方の承諾が必要かどうかなど、契約を終える際に生じやすいトラブルを相談例から見ていきます。

顧問契約不当な解約金?

相談者
1305269さんの相談
投稿日:

【相談の背景】
公認会計士事務所の職員です。
私の転職に伴い、担当の25件のクライアントととも現事務所(個人事務所)に移籍しました。

3か月経過したあたりから、当初からの激務、また、社風等々も合わなかったことでストレスが重なり、体調を崩してしまいました。
今後の継続は難しいとの判断で退職を決意、退職届も受理され退職日まで2週間を待つ状況です。

しかし、この時期になって、現事務所からそのクライアント(今後も私担当の継続を希望)に対し、解約は6か月前に意思表示しなければならないとの顧問契約を根拠に、解約には報酬6か月分の解約金が生じる旨の意向が示され、もしクライアントが了承しない場合は、私個人に負担するよう文書で提示してきました。
私には到底承諾できず困り果てております。

私に信頼いただき付いてきてくれたクライアントに今回の余計な支出を強いてしまうことは避けたく困惑しております。
そこで、下記について、弁護士先生の見解、お知恵を拝借できればと存じます。

【質問1】
1.クライアントに負担させること自体本意ではなく回避したいため、最悪の事態を考えるに私が弁済するしかないかとも考えるのですが、法律的に高額な解約金を相手の要求通り支払わなければならないのでしょうか?

【質問2】
2.今回のケースではその後の現事務所に6か月分相当の損害があるとは到底思えず、納得できません。減額の折衝は可能でしょうか?どのようなアプローチが有効でしょうか。

【質問3】
(既存の職員人件費が固定費である状況では、突然のクライアントの解約は大きな損失であることは充分理解ができ、その場合を想定した解約金条項というのが私の理解です。

【質問4】
今回のケースでは私の人件費以上の売上を持ってきており、退職後はその分の売上がなくなり、当方の給与の支払いもなくなるわけで、現事務所に6か月分相当の高額な損失が生じるとは考えられません)

顧問契約の解約について

相談者
1474345さんの相談
投稿日:

【相談の背景】
税理士事務所に勤務している士業です。現在、顧問先に対し、こちらから顧問契約の解約を申し出ております。
理由としては手続きや給与計算時に必要となる資料をご提出いただけないことにより業務に支障をきたしているためです。(解約申出書には明記しておりませんが、こちらからの助言を聞き入れていただけないことや、気に入らないことがあると相手方が不機嫌•感情的になることも継続が難しい理由の一つとなっています。)
今回の解約にあたり、「解約申出書」という表題でFAX、郵便(特定記録)、メールにて解約申出書を送付しており、解約申出書には「年度末で解約したい」旨記載しております。
顧問契約書はかなり簡易的なものになっており、解約に関する事項については記載がありません。

【質問1】
相手方はこちらから解約申出書について触れない限り、「知らない」と主張する可能性がありますが、年度末までに相手方から解約の承諾を得る必要はあるのでしょうか。

【質問2】
最終的に相手方から全く返答が得られなかった場合、申出書に記載した「年度末」をもって、一方的に解約することは可能でしょうか。

【質問3】
今回のような解約申出書の送付方法(FAX•特定記録郵便•メール)に問題はないでしょうか。

【質問4】
相手方は感情的になり話を逸らしたり遮ることが多いため、できれば電話連絡は避けたいと考えております。しかし、「気づかなかった」というリスクを避けるため、電話連絡をするべきでしょうか。

弁護士事務所との顧問契約の解除について

相談者
1262628さんの相談
投稿日:

【相談の背景】
弁護士事務所様と1年間の顧問契約を結んでおります。
考え方の違いが相次いでおり、解約を考えているのですが、違約金等支払わずに解約は可能でしょうか?

なお、
契約書上に、中途解約はできません。
ただし、残りの期間分の顧問料を支払ったら解約出来る旨が定められております。

【質問1】
解約を考えているのですが、違約金等支払わずに解約は可能でしょうか?

【質問2】
違約金なしで解約出来る場合はありますか?民事再生や破産の場合など

顧問弁護士の対応は信頼できる?

契約したのに弁護士本人と会えず担当者しか対応しない、といった不透明な運用に不安を覚える方もいます。ここでは、非弁業者や元弁護士を偽る者が弁護士を装っている疑い、顧問でない弁護士の名義を無断で使われるケースなど、契約の実態や相手の信頼性に関する不安とその対処を相談例から整理します。

顧問弁護士との契約について

相談者
591749さんの相談
投稿日:

個人事業主として事業を営んでおり、顧問弁護士がおります。
契約して1年を経過していますが、未だに弁護士の先生と会ったこともなければ、お電話でお話したこともありません。契約の際も、電話の問い合わせも担当の方【弁護士でない】のみの対応で今まできました。
先日ちょっとしたトラブルがあり、担当の方に電話で相談したところ『その状態では弁護士は動けないです』という答えをもらいました。
トラブルの相手方には『当方の顧問弁護士は○○弁護士事務所の○○弁護士だ』という旨のつたえていたため、翌日そのトラブルの相手方が弁護士宛に直接電話をしました。
ところが、私とのその先方とのトラブルを弁護士もほかの誰も知らなかったとかで所内でその問い合わせに関してトラブルが起きた!と担当者から文句を言われ、戸惑っています。
『先生や所内では私から相談があったという話しを共有していなかったのですか?』
と担当に聞いたところ
『今の状態では弁護士は動けないですと伝えましたよね』
『それは聞きましたが、相談があったということすら何も所内や弁護士本人に伝わらないのですか?』
『そんなものです』
という答えでした。
さらにトラブルの相手方は私が弁護士とともに警察に行くと言っていたが本当か(注そんなことは言っていない)?と弁護士に聞いたそうです。
弁護士は相手方から聞いた私の名前もわからず、事情も不明だったので『確認します』と問い合わせたトラブルの相手方に答えたそうです。
これもおかしな話ではないかと思います。
そもそも、そんな話があるなしは別として、守秘義務がある以上答えられないのですし。
質問
1、顧問弁護士との契約において当の本人の弁護士と会うことも電話で話すこともなく顧問契約が成立するものか?
2、顧問弁護士との契約に基づいて、こちらは相談をしたにも関わらず、弁護士でない担当者の『それでは弁護士は動けないです』の判断をもとに、その相談を弁護士に知らせないのはありなのか?
3、顧問弁護士が私とのトラブルの相手方から連絡がきて
私とのことを聞かれ、『確認します』と返答するのはおかしいのではないでしょうか?守秘義務違反にはならないのですか?

弁護士法律事務所その物のような、顧問契約会社について

相談者
421301さんの相談
投稿日:

暴力団の方と、顧問契約書を交わしてしまいました。 その方は元弁護士と偽り私は信用してましたが、実際は暴力団が判明しました。
通常弁護士が行う起業と個人の顧問契約を、弁護士で無い者が、個人関だけで行う顧問契約は無効になりませんか?
会社や個人での顧問と言う立場を利用し、顧問料金と言うみかじめ料を取っております。
みかじめ料を顧問料にマネーロンダリングしています。
又相手の会社の実態は無く、顧問関係だけで回っている会社らしいです!
弁護士法律事務所そのものの会社です!

顧問弁護士のあり方について

相談者
891600さんの相談
投稿日:

使用者を相手に訴訟を考えている労働者です。

会社では、HPで「使用者側”専門”」を謳う事務所のA弁護士と顧問契約を結んでいます。
しかし、A弁護士(使用者)の主張をくつがえし、労基への申告によって労働者の主張が通り、未払い賃金の支給に至ったことが2年続けてありました。

今抱えている労使トラブルも当方(労働者側)が負ける要素が見つかりません。
(良い弁護士さんに依頼する前提で)

A弁護士が、公正な判断を使用者側に進言することなく、労働者側の意見をことごとく突っぱねる為、会社としてかえって面倒なトラブルに発展しているように感じています。
このA弁護士はいったい何をしたいんだろうか?と不思議でなりません。

そこで、諸先生方に質問です。
一般論や個人の見解、匿名でも、なんとなくそう思う程度でも結構です。
一部分のみへの回答でもかまいません。
なるべくたくさんの方の意見をお伺いしたいと思います。
この弁護士ドットコムへの投稿は、A弁護士とその事務所を検索し、該当者がいないことを確認ずみです。


1、みなさんが「〇〇”専門”の弁護士」だと名乗ることがあったとして、専門であることのメリットとデメリットは? 

2、顧問契約のある企業から、無茶な主張をするよう、相談・依頼をされたときにはどうしますか? 依頼者の方に進言することってしないんですか?

3、同様に、顧問契約のある企業から、訴訟になったら負けが見えている案件の相談・依頼をされたときにはどうしますか?

4、勝つ見込みが無くとも、着手金を得るために訴訟の方向へ誘導する弁護士さんもいらっしゃるのでしょうか? 割合で言えばどれくらいいますか?

5、訴訟の場面で相手方弁護士を「あー、この人着手金目当てだな(訴訟に勝つ気が無い)」と感じることってありますか?

6、A弁護士やその事務所と馴れ合いではない先生を見つけたいのですが…
  なにかそれを見極める手段はないでしょうか?
  (「ないよなー」と思いつつ^^;)