「依頼者にとっては一生に一度のトラブル」多くの事件を経験しても、その思いで一人一人に寄り添う
国税専門官から弁護士へ
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
祖父が裁判所の職員をしていて、幼いころからたくさんの法律書に囲まれて過ごしていました。家では祖父が休みでも法律書を読んでいて、そんな背中を見て、子どもながらに将来は自分も法律に関わる仕事に就きたいと思っていました。
とはいえ、司法試験に向けてがむしゃらに勉強していたわけではありません。大学時代は、旅行へ行くのが好きで、アルバイトでお金を貯めて、海外旅行へ行っていました。ギリシャやフランスやバリなど、日本にはない建築や世界遺産を見ると感動して、もっといろいろなところを見てみたいと興味がわいたのを覚えています。
大学を卒業して最初に選んだのは国税専門官の仕事でした。税務という専門性の高い領域で、適切な税の徴収のために日々業務にあたることは、やりがいもあり、充実感も感じていました。しかし、税務という特定の分野だけでなく、より幅広い法律分野を扱う仕事がしたいという思いがしだいに強くなっていったんです。
ちょうどそのころ、司法制度改革の一環で法科大学院制度が始まり、多様なバックボーンを持つ人が法律家を目指すようになり、従前よりも弁護士への道が広く開かれるようになったことを知り、弁護士への道を現実的に考えるようになりました。
丁寧な説明で依頼者の不安を取り除く
ーー注力分野とその分野に注力している理由を教えてください。
離婚・男女問題です。身近な法律分野ですが、いざ自分が当事者になってどこかへ相談しようと思うと、相談先選びや相談する内容に悩むことが多いと思います。女性弁護士として気軽に相談していただき、少しでも依頼者の心の負担を取り除けるような存在でありたいと思い、注力しています。
離婚・男女問題以外にも、不動産関係や企業法務、刑事事件、相続など幅広く扱っています。
ーー仕事をする上で心がけていることは何でしょうか。
当たり前のことですが、依頼者の不安を取り除けるように、なるべく丁寧にわかりやすい説明を心がけています。
これまで数多くの法律トラブルを解決してきて、その中には同種のトラブルも存在します。しかし、依頼者にとっては一生に一度あるかないかというトラブルです。
多くの事件を扱ってきたことを自信としつつも、「依頼者にとっては一生に一度のトラブル」ということを胸に刻んで、一人ひとりの相談者、依頼者と真摯に向き合っていきたいと考えています。
話し方ひとつとっても、どういう表現をすれば理解しやすいのか、相談者の状況に応じて説明を変えるなどの工夫をしています。
ーー弁護士として活動をされてきた中で、印象に残っているエピソードを教えてください。
案件ごとにそれぞれ印象的なことはあるのですが、どんな類型の事件でも初めて携わった案件は特に印象に残っています。
離婚の中では国際離婚に初めて携わった案件はよく覚えています。
離婚手続きを進めるには相手の名前と居所といった情報が必要ですが、その案件では、相手方のファーストネームはわかるけれど、フルネームでアルファベットでの正式名称がわからず、どこに住んでいるのかも不明でした。
さまざまな文献を調べ、知恵を絞り、相手方の渡航歴を出入国在留管理庁に問い合わせることで、相手方を探し出すことができました。その際に、このような名前だったのではないかと推測した名前を何個も羅列して問い合わせることで、何とか相手方が見つかりました。
この案件は苦労したのでよく覚えていますが、こうした経験も今の自分の実力に繋がっているので、今振り返るとよい経験だったと思います。
まずは一歩を踏み出して相談を
ーープライベートについても伺います。休日はどのようにお過ごしですか。
学生の頃からずっと旅行が好きで、コロナ禍になる前はよく海外旅行へ行っていました。最近では国内の富山や北海道など、食べ物が美味しいところに行くのが好きです。近場だと愛知県内の温泉に行くこともあります。
ーー今後の展望をお聞かせください。
普段の弁護士業務だけでなく、弁護士という肩書きを活かして、さまざまな職種と連携して活動していきたいです。単に法的問題を解決するだけでなく、幅広くいろいろな活動に取り組んでみたいと思います。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
トラブルを抱えて弁護士に相談しようという決断をするまでにも、相当な悩みや不安があると思います。まずは一歩を踏み出してご相談いただきたいと思います。
解決の方針を一緒に考えて、新たな一歩を踏み出すお手伝いをさせていただきます。まずはお気軽にご相談ください。