不動産賃貸会社を経営していた経験を活かして、不動産や相続問題に注力
恩師の言葉をきっかけに弁護士を志す
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
「世の中のルールは法律。だからルールである法律を知らないとうまく生きていけない」という考えから、法律を学ぶために法学部に進学しました。ただ、私が入った大学は法曹を目指す学生が少なく、私自身も司法試験は縁がないものと思い、税理士になることを考えていました。
転機は大学3年の時に参加した学内の法律討論会でした。その大会で優勝した際に、喜んでくれたゼミの先生から「応援するから、法律家を目指してみたらどうだ」と言われました。先生の言葉で「司法試験合格も夢ではないのかもしれない」と思うようになり、受験する決意をしました。
ーー弁護士になる前に会社を経営されていたそうですね。
当時はロースクール制度が始まる前でしたので、大学院に籍を置きながら受験勉強をしていたのですが、父が病で急逝したために家業である不動産賃貸業を継ぐことになりました。
不動産賃貸の会社で、マンションの管理やマンションの建設などを行っていました。数年ほど働いて会社が一段落ついた頃に「悔いを残したくない」と思い、再び司法試験にチャレンジし、弁護士になることができたのです。
不動産関連の知識を強みに
ーー注力している分野を教えてください。
不動産と相続に注力しています。
不動産賃貸業の経験を活かして、売買契約に関することや賃借人とのトラブル対応のほか、不動産投資のアドバイスなども行っています。会社経営をしていた頃に付き合いのあった不動産関係者から依頼を受ける機会が多く、そこから自然と不動産関連の依頼が増えていきました。
相続は、私自身が父や祖父母の相続で経験しているので、依頼者の立場になって考えられるということから注力するようになりました。また、相続には不動産が関係してきますので、不動産の知識も強みとして取り組んでいます。
ーー仕事をするうえで心がけていることは何ですか?
「無理なことはしない」ということを心がけています。依頼者の中には事件の見通しが厳しいと伝えても、「それでもいいからやってほしい」と言われる方がいます。
依頼者が求めるままに動くことは可能です。しかしその結果、傷ついたり損をするのは依頼者自身です。依頼者の不利益になることがわかっていて行動に移すことはできません。また、依頼者にとって最善だと思っても、依頼者が納得できないことを無理強いすることもできません。
依頼者と弁護士は一緒になって事件解決に臨むべきだと思いますので、無理になんでも引き受けることはしないようにしています。
YouTube配信をきっかけにインターネット問題も注力
ーー休日の過ごし方や趣味を教えてください。
『テトリス』が趣味で、毎日1時間くらいやっています。子どもの頃からゲームが得意だったのですが、2〜3年前にテトリスの対戦で負けて、その敗戦の悔しさからひたすら練習したのがハマったきっかけです。今では月に1回、友人らと大会を開くほど夢中になっています。
ゲーム以外には、英語の勉強をしています。「日本交渉学会」の常務理事を務めていて、交渉を学問として研究しているのですが、交渉学の本場である海外の講義を受けられるように、英会話を学んでいるところです。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
自分のYouTubeチャンネルで法律や交渉に関する配信を始めてから、YouTuberから法律相談を受ける機会が増えたので、インターネット関連にも力を入れていきたいと考えています。それと、自分のYouTube更新も頑張っていきたいです。
不動産と相続は今後も中心分野として注力していくつもりです。交渉術に磨きをかけて、依頼者だけでなく相手方にとってもいい決着となるような解決ができる弁護士を目指しています。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
「弁護士にこんなことを相談したら怒られるのではないか」と、悩みを一人で抱え込んでしまったり、問題を先送りにしてしまう方がいるのですが、心配せずに悩んだら相談してください。
大怪我をしてから治療するよりも、怪我をしないように備えることが大切です。転ばぬ先の杖として弁護士を活用していただきたいです。