企業の発展を支え、従業員とその家族の人生を豊かに 「弁護士らしくない」話しやすい雰囲気が持ち味
企業法務に注力
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
子どもの頃から漠然と、「将来は医者か弁護士になりたいな」と思っていました。
最終的に弁護士を目指したのは、文系科目の方が得意だったことと、法律には世の中のいろいろな理不尽や権利侵害を正しく解決する力があると思ったからです。
ーーどんな学生生活でしたか。
司法試験の勉強はロースクールに進学してから始めようと割り切って、学部生時代はほどほどに授業に出つつ遊びがメインで…とかなり自由に過ごしていました。
ロースクールに入ってからは、ひたすら勉強する日々。学部生のときとのギャップが大きくて慣れるまでは大変でしたが、同級生がみんな社会人になっている中、自分はまだ学生というプレッシャーがあったので、さすがに頑張って勉強しましたね。昔から家で勉強できないタイプなので、土日も関係なく毎日大学の自習室にこもっていました。
ーーどのような案件を手がけていますか。
ほとんどが企業法務の案件です。法人の破産申し立てや契約書作成、会社で起きた事故の対応、代表者からの離婚相談など、様々な案件を扱っています。
会社関係の仕事をするときには、背後にいる従業員の方とそのご家族を思い浮かべます。会社を守ることは、その会社を支えている何百、何千人もの方を守ることにつながるので、責任重大ですが、そのぶんやりがいを感じます。
その後の人生が豊かになるような解決をしたい
ーー仕事をする際に心がけていることを教えてください。
依頼者に納得していただける解決をすることです。満足感よりも納得感を大切にしています。
事件解決にあたって、依頼者の希望を100パーセント実現することはなかなか難しいです。ある程度は妥協する部分もあるけれど、いかに納得していただける解決ができるかが重要だと思っています。
そのために、まずは依頼者の話をじっくり聞き、見通しがどうなるかを伝えます。明るい見通しだけではなく、依頼者にとって不都合なことも含めて、「今の日本の制度を踏まえると、こういう解決になる可能性が高いです」と詳しく話し、この時点で納得していただいたうえで対応を進めるようにしています。
トラブルが解決した後、依頼者が次の生活に向けて前向きになれるように、切り替えて次のステージに進めるように、と思いながら仕事をしています。渦中にある間は悩み、苦しむかもしれませんが、辛い時間を乗り越えた先の人生が豊かになるような解決ができたら嬉しいですね。
ーー先生ご自身の、弁護士としての強みはどんなところだと思いますか。
依頼者からよく、「弁護士らしくないですね」と言われることがあり、それが強みなのかなと思っています。
弁護士に対して「頭が固くて真面目そうな人」というイメージを持っている人もいますが、僕に相談される方は「弁護士さんって、意外と普通の人なんですね」「話しやすかったです」とおっしゃる方が多いです。
ーー弁護士として活動してきた中で印象に残っているエピソードを教えてください。
具体的なエピソードではないですが、やっぱり依頼者から感謝されると嬉しいです。
事務所にいらした当初は心配事で頭がいっぱいで、暗い表情の方もいらっしゃいます。でも、話をして、ゴールに向けて一緒に動く中でいい解決につながると、すごくすっきりした顔で「ありがとうございました」と言ってくださいます。わざわざ手紙を送ってくださる方もいます。
そういう表情の変化や感謝の言葉は、何にも代えがたいですね。「依頼者に満足、納得してもらえる仕事ができたんだな」と思えて、弁護士としてのやりがいを感じます。
弁護士って怖い?「意外とそうでもないですよ」
ーー休日はどのようにお過ごしですか。
もっぱら子育てしています。子どもと一緒に公園や動物園に行ったりすることが多いです。子どもって、体力が無限なんですよ。遊びに連れて行って、帰りの車で30分くらい寝たらもう充電完了。もちろん子どもは可愛いんですけど、まだ小さくて手がかかるので、かなりエネルギーを消耗します(笑)。
以前は野球観戦が大好きでしょっちゅう球場に通っていたのですが、最近はなかなか行けなくて。趣味といえるのは顧問先の方とのゴルフくらいですね。弁護士になってから始めて、6年ほど続けています。
ーー今後の展望を教えてください。
「この人に頼めばもう大丈夫」と言っていただけるような弁護士になりたいです。
今はインターネットで弁護士を検索して相談に行く方が多いと思いますが、紹介でつながる縁もすごく大事だと思っています。「この弁護士なら安心して任せられるよ」と紹介してもらえるようになることが目標です。
ーートラブルを抱えて悩んでいる方にメッセージをお願いします。
一般の方にとって、弁護士に相談することは、すごくハードルが高いと思います。ただ、トラブルは時間が経てば経つほど対応が難しくなったり、選択肢が少なくなったりするので、いい解決のためには少しでも早く対応することが重要です。
緊張するかもしれませんが、まずは1回、弁護士に相談してみてください。そのトラブルが法律と関係あるかどうかわからなくても大丈夫です。
僕に相談してくださる方も、最初は皆さん緊張しています。でも、終わった後に「相談してよかったです」とおっしゃる方が多いです。「弁護士って怖いんじゃないか」「全然話を聞いてくれないんじゃないか」と、弁護士に対してネガティブなイメージがあるかもしれませんが、案外そうでもないよ、とお伝えしたいですね。僕も、「意外と普通の人で安心しました」ってよく言われますから(笑)。