税金の知識も備えた相続に詳しい弁護士として活動〜依頼者の本心を引き出し、より良い解決につなげる
法律にも税にも強い弁護士を目指して
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
祖父が公認会計士、父が税理士、母方の叔父も税理士…と身近に士業が多かったので、子どもの頃から自然と、自分も将来は士業になろうと思っていました。
弁護士を目指したのは父の影響です。父から「税理士は法律のことがわからない。弁護士は税金のことがわからない。だから法律も税金も両方知っている弁護士がこれからの時代は求められるぞ」と聞いて、弁護士という仕事を意識するようになりました。
大学受験にあたって進路を考えたときに、当時、立命館大学の三木義一先生が、「税金と法律の両方がわかる人を育てる」ということを掲げていて、父の言葉を思い出し、「この先生の元で学びたい」と思って立命館大学の法学部に進学しました。在学中は税法をずっと勉強していました。弁護士で学生時代に税法を学んだ人は少ないので、珍しい経歴かもしれません。
ーー学生時代はどんな活動をしていましたか。
学生法律相談部というサークルに所属し、3回生のときは代表を務めていました。全学年合わせて100人超くらいで当時の法学部では最大規模の団体でした。
今でこそ無料相談を実施している弁護士事務所はありますが、僕が大学生だった頃はそういう事務所が少なくて、法学部の学生でもいいから無料で相談したいというニーズが多かったんです。
毎週大学構内で行う法律相談の他、自治体の方にもご協力いただいて、地域の会館を借りて、何十、何百という方から法律相談を受けました。
常に「聴く心」を持ち、依頼者の本心を汲み取る
ーー注力分野と、その分野に注力している理由を教えてください。
相続分野に注力してきました。その経験を活かして、今は相続に関するセミナー講師として活動しています。一般の方に向けて、「相続対策として何をすればいいのか」、「相続の手続きはどのように進むのか」、「相続税対策ってどんな方法があるのか」といった、いろいろなお話をさせていただいています。
相続は、相当幅広い知識がなければいい解決はできません。法律はもちろん、税金、保険、不動産、株などの金融商品の知識も必要です。法律以外の分野にも広く関われるのでやりがいがありますし、学生時代から税金について勉強してきたのでその知見も活かせると思い、注力しています。
ーー仕事をするときに心がけていることは何ですか。
一番心がけているのは「聴く心」です。
依頼者が何に困っていて何を解決してほしいと思っているのか、表面的な言葉にとらわれず、本心を汲むようにしています。
本心を引き出すためには、信頼関係を築くしかないと思っています。例えば、些細なことですが、携帯電話の番号は必ず共有して「いつでもご連絡ください」「出られない場合は後で折り返すので、留守電だけ入れておいてください」と伝えています。事務所の番号だけ伝える弁護士も多いですが、依頼者の方にとっては、弁護士に直接連絡できる方が安心ですよね。実際に、「先生に直接つながるんですね」と喜ばれることが多いです。
トラブル解決のための選択肢の伝え方も気をつけています。
いろいろな選択肢がある中で「どれがいいですか」と依頼者に選ばせる弁護士がいますが、依頼者にとって何が最善か見極めて提案するのは、あくまでも専門家の役目だと考えています。その選択肢のメリット・デメリットも伝えたうえで、「あなたの場合はこれがベストだと思いますよ」と提案して、依頼者が迷わず解決への道筋を歩めるようサポートしています。
ただ、自分のやり方に固執しないようにも気をつけています。依頼者の中にはどの選択肢を選ぶか自分で決めたい人もいるので、その場合は伝え方を変えます。話を聞きながら依頼者のタイプを見極めて、その人に合った対応を心がけています。
その道のプロ集団を築き上げる
ーー休日の過ごし方を教えてください。
気分転換に、妻と自宅で映画を観に行ったり、買い物に行ったりしています。コロナ前は2人でよく美術館に行っていました。
ーー今後の展望について教えてください。
事務所としては、所属する弁護士・税理士に、その道のプロになってほしいと思っています。
脳の腫瘍が見つかったら、日本一・世界一の名医に手術してほしいと思いますよね。自分の命が関わることですから。弁護士に依頼することも、命には関わらないかもしれませんが、人生の一大事がかかっています。誰に依頼するかはお医者様選びと同じくらい重要だと思います。
トラブルを抱えている方には、相談するべきところ、つまりその分野に注力した経験も豊富な弁護士に、相談に行っていただきたいです。トラブル解決の一助となれるよう、事務所として、メンバーそれぞれが得意分野を極めていく方向で活動し続けたいと考えています。
ーートラブルを抱えて悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
まずお伝えしたいのは、あなたが悩んでいる分野に詳しい弁護士に依頼してくださいということです。どんな弁護士を選ぶかで結果が変わることも少なくありません。あとは人柄もすごく大事なので、実際に会って話してみることが一番いいと思います。得意分野と、人となりを見たうえで、「この人なら安心して任せられるな」と思う弁護士に依頼していただければと思います。