世の中に安心を提供し続けることを理念に、依頼者に寄り添ったリーガルサポートを提供
幼少期からのヒーロー願望が弁護士にマッチした
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
大学生のときに、弁護士の先生方に話を聞く機会があったのですが、自分の仕事に誇りを持ち、弁護士の活動について楽しそうに話す姿に魅力を感じ、憧れを抱くようになりました。
もともと、子どもの頃からヒーロー願望があり、世の中のためになることや人助けをしたいと考えていたため、弁護士という職業は自分の理想にマッチしていたのだと思います。
ーー注力している分野を教えてください。
現在、もっとも注力している分野は相続分野です。相続に関するトラブルは非常に多く、弁護士の活動を通じて実際にトラブルを目の当たりにすることで、対策の重要性を感じました。
また、相続問題の当事者の多くは高齢者です。若い世代の方は、インターネットなどで弁護士を探してすぐに相談に来てくれるのですが、高齢者の場合、自分で弁護士を探すことが難しかったり、弁護士事務所に行くことが困難であるなど、司法アクセスに課題があると感じています。
こうした課題を解決するために、弁護士が積極的に活動することが必要だと思い、相続分野に力を入れています。
ーー仕事をする上で心がけていることはありますか。
私は「世の中に安心を提供し続ける」ことを信条として掲げています。依頼者が抱える問題を適切に解決することが重要ですが、それだけではなく、依頼者の心に寄り添うことも大切だと考えています。
弁護士事務所に相談に来る方々は、怒りや困惑、悲しみなどさまざまな感情を抱えています。そのような依頼者に対して、心のケアもおこない、安心感を提供したいと思っています。
そのためには、依頼者の話をよく聞くことが大切です。依頼者には自分の気持ちや考えをすべて話してもらい、その上で適切な解決策を提案する。その姿勢が、依頼者に安心感をもたらすと考えています。
相続分野の相談件数は年間約150件
ーーこれまでの活動で、印象に残っている事案はありますか。
長年放置されていた不動産に関する相続相談です。依頼者は高齢の女性で、亡くなったご主人名義のマンションに住んでいました。しかし、ご主人が亡くなったのは十数年も前で、長い間、名義変更をしていなかったのです。
依頼者が名義変更をおこなわなかった背景には、ご主人と前妻との間に生まれた子どもの存在がありました。ご主人が亡くなった際に、依頼者は司法書士を通じて前妻の子どもとの連絡を試みましたが、好意的な反応を得られず、相続手続きを諦めてしまったんです。
しかし、自身も年を取り、このまま相続を放置していては次の世代に迷惑をかけると考え、私の事務所に相談に訪れたのです。
相談を受けた私は、前妻の子どもに連絡を取り、依頼者の意向を伝えました。ところが、前妻の子どもは十数年前に依頼者から連絡を受けた後、相続放棄をしていたのです。
依頼者にとって、直接会ったことがない前妻の子どもは他人に等しく、連絡を取ることにためらいがあったのでしょう。ですから、1度目の連絡で好意的な返答をもらえなかったことで諦めてしまい、相続放棄がされていたことを知らぬまま過ごしてしまったのだと思います。
その後、無事に登記が完了し、依頼者は積年の思いを果たすことができました。相続問題において、行動を起こすことの大切さを再認識するとともに、依頼者に「安心」という満足感を提供できたことを非常に嬉しく思った事案でした。
ーーご自身で思う、弁護士としての強みを教えて下さい。
携わった案件の多さが強みだと思います。昨年は年間で約300件の相談を受け、そのうちの半数である150件は相続案件でした。受けた相談件数が多ければ、それだけ知識や経験が蓄積されます。
相続専門チームが存在する都心の大手法律事務所であれば、私以上に相談を受けている弁護士はいるかもしれませんが、個人事務所でこれだけの件数を経験している弁護士は少ないと思います。特に愛知県では、相続に特化した事務所はほとんど存在しないため、相続案件の経験を強みとして、専門的かつ効果的なサービスを提供していきたいと考えています。
相続のスペシャリストとして信頼される存在になりたい
ーー休日はどのように過ごしていますか。
家族と過ごしています。子どもがまだ幼いため、遠出することは難しいのですが、近所を散歩したり、買い物したりしています。家族との日常のふれあいが、大きな癒しとなっています。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
現在は弁護士2名、事務員3名の小さな事務所ですが、地域の方々の司法アクセス向上のためにも、事務所を拡大していきたいと考えています。また、相続分野に特化した事務所を目指していきます。
愛知県には相続分野に特化した事務所がほとんど存在しません。3年以内には、相続の専門家の中で知られる存在になり、10年後には、中部地域の皆様に「中部で相続の相談をするなら永原」と思っていただけるような信頼される存在になりたいと考えています。
ーー最後に、法律トラブルで悩んでいる方へメッセージをお願いします。
弁護士に相談することは敷居が高いと感じる方もいるかもしれませんが、私は相談者にそのような印象を与えないように細心の注意を払い、傾聴の姿勢を大切にしています。どんな些細な問題でも、身構えることなくお気軽にご相談ください。
法律問題は、時間が経つほど解決の選択肢が少なくなります。たとえば、相続問題において生前対策をしようと考えていたのに、遺言書を作成する前に認知症になってしまったり、亡くなってしまうというケースもあります。悩みを抱えている方は、早めにご相談いただくことをお勧めします。
弊所では無料相談も受け付けていますので、気軽にご連絡ください。皆様の問題解決のお手伝いをさせていただきます。