堀江 佳史 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
大学生時代にボランティアサークルや障害者の作業所の資金稼ぎのための塾をやったり、ヘルパーのようなこともやっていたことから障害を持った方との付き合いが多くありました。その当時彼らを支援する弁護士がそれほどいないのではないかと思い弁護士を志しました。障害を持った方に限らず、声を上げることができずに不必要な我慢を強いられている人が多いのではないかとも思いました。
今までの経験と現在の仕事内容
様々な事件を扱っています。大きい事件では、様々な立場で、倒産関係の大きい事件に関与させてもらったりしました。家電量販店、英会話教室等。
家電量販店の事件ですが、倒産関係ではステークホルダー(利害関係を持つ人)が多いので、色々な立場の利害が錯綜します。倒産関係の事件にはそうした難しさがあります。そのため一方的な見方をしてはいけないと思っています。倒産関係では利害関係人が多数いるということは大変な面でもあり、やりがいがあることでもあります。
成年後見業務等、障害者や高齢者にかかわる業務も多く扱っています。法定後見制度の中には、保佐という類型がありますが、私が保佐人になった件では、破産をせざるを得ない状況から立ち直られて、結果的に現在では預金が100万円ぐらいにはなった方がいらっしゃいます。今も関係は続いていますが、何年もかけて支援をしてきた結果、弁護士が関与して非常によかったと思います。
弁護士としての信条・ポリシー
どんな業務でも最善を尽くす。
自分を優秀だと思わない。
全力を尽くすことは、依頼者からしたら当然の話だと思います。弁護士に依頼をすること経験は人生で少ない人のほうが多いと思います。弁護士が最善を尽くさないと失礼にあたると思います。
自分を優秀と思わないというのは、法律や規則や通達、あるいは、裁判例や学説等、すべてを知っている弁護士はいません。それらは一つ一つ調べないといけません。きちんと調べる、記録にあたるということを一生涯続けていかなければならないと思っています。
関心のある分野
倒産関係、成年後見関係、交通事故関係。
交通事故関係は基本的に被害者の立場です。不法行為法という法律分野の中でも交通事故は一番理論的に深まってきて、蓄積が多い分野です。不法行為法の中の他の分野と比較しても、圧倒的に交通事故は深くなっているので、そういう意味では勉強になります。
今後の弁護士業界の動向
弁護士としての能力以上に、営業力が必要となると思います。
弁護士としての能力は一面的でなく、色々あると思います。例えば訴訟戦略を上手く立てられる人が必ず営業力があるとは限りません。反対に営業力がある人で人当たりが良い人でも実は弁護士としてはあまり考えていないという人もいます。しかし、我々は食べて行かなくてはいけません。食べていくためには訴訟で勝てる能力以上に営業力が大切になってくると思います。
例えば、現時点では、私の事務所はは、あまりインターネットでの集客は考えていませんが、最近はネットでの集客する事務所もたくさんあります。あるいは、多くの人と出会うために色々な会合に出て行くことを従前以上にしていかなくてはいけないのかもしれません。今や弁護士のマーケティングに関する本もあるぐらいですから、戦略的なマーケティングはしていかないといけないと思います。
ページを見ている方へのメッセージ
弁護士は選べます。是非、ご自身がご自身の感覚で選んでください。ただし、依頼者の方針に従ってばかりの弁護士が優秀であるとは限りません。むしろ、依頼者にとって耳の痛いこともきちんと説明する弁護士の方が、本当は、真剣にあなたのことを考えてくれているかも知れません。