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乗っ取られた会社の破産申立て

この事例の依頼主 年齢・性別 非公開

相談前の状況 相談者は,ある会社の経営者です。ところが会社の実権は従業員が握っていて,名ばかりの取締役として,会社からの報酬も得られず,何とかしたいという相談でした。
話をよく聞いてみると,会社の連帯保証人になっているとのこと。一方で,会社の従業員は,会社に残されたわずかな資産を,給料の支払や貸付金の返済などの名目で,中抜きしようとしている気配があります。
相談者によると,会社自体はもはや経営に行き詰っており,破産もやむを得ないとのことでした。そこで,破産事件として依頼を受けることにしました。

解決への流れ 相談者には,会社名義の銀行預金につき,すぐに銀行に行き,現在使われている通帳とカードを使えないようにするなど指示しました。
次に,間髪いれず,弁護士が会社の事務所に行き,会社の資産を保全しました。その結果,弁護士費用や裁判所に納める予納金を確保することができ,無事に破産事件を手続することができました。

田崎 博実 弁護士 田崎 博実 弁護士からのコメント 会社を乗っ取られたという相談もよくよせられます。この場合,正面から交渉をしてしまうと,会社を乗っ取った相手が会社の資産を中抜きし,その資産をゼロにしてからこれを引き渡すという悪質な行為にでることがあります。このような事態を防ぐためには,事前に,短期間で銀行預金を凍結するなどの準備をし,相手方にこちらの動きを悟られることなく,弁護士が迅速に会社事務所に行って,会社資産を保全する措置をとるのが上策です。

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