鈴木 祥平 弁護士
DVを振るうような夫は、妻が弁護士に相談をしているなどということをしったら、激昂をして何をするのかわかりませんので、Aさんの身の安全を考慮しながら相談を進めることになりました。別居を開始するにしても、別居後、直接、家にでも夫Bが乗り込んでくるようなことがあれば、危険ですから、Bさんが知らないAさんの親戚の家にまずは身を隠すことにしました。別居するタイミングで当職から、受任通知を送って直接、Aさんに連絡をしないように手配をしました。すぐに、東京家庭裁判所に離婚調停を申し立てて、裁判所を通じた協議のチャンネルを作って、BさんがAさんに対して変な行動に出ることがないように戦略を立てて、話を進めました。調停の中では、夫のBさんは、離婚に応じるつもりはないということを執拗に言い続けておりました。Aさんが家事をまともにしないとか、子供の教育がなっていないなど、Aさんを非難をすることを続けておりました。第3回目の調停期日には、Bさんも弁護士を立てて、離婚をしない旨争う姿勢を見せておりましたが、Bさんは、監護者の指定、子の引き渡し、面会交流の主張をしておりましたが、審判においては、いずれもAさんの主張が反映されるような結果を得ることができました。離婚に関しては、最後まで、応じる姿勢を見せなかったことから、調停は不成立に終わり、離婚訴訟を東京家庭裁判所に提起することになりました。離婚訴訟では、離婚事由の有無(DVの有無)、慰謝料請求、財産分与等が中心的な争点になりました。DVの有無については、Aさんがスマートフォンを用いて、DVの状況の音声や映像などを取っていたことから、それを証拠として裁判所に提出しました。Bさんとしては、離婚については、避けられないと思ったのか、訴訟の審理の中間地点においては、主要な争点は、離婚をするにしても財産分与等の離婚給付をどうするのかが争点になりました。夫Bさんは、当初、「離婚には応じるから、預貯金の1000万円を渡すからマンション(3500万円時価)については分与をしないという話をしておりましたが、最終的には、裁判所からの強い説得を受けて、財産分与として総額2500万円、慰謝料として200万円を支払うということで訴訟上の和解をすることができました。
【DV夫との離婚】子供の二人を連れてDV夫と別居を開始し、離婚調停・訴訟をした事例(財産分与2500万円)の
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