西村あさひの所属600人超、採用数最多はベリーベスト 73期弁護士の動向調査 vol.3
2020年末以降、一斉登録した73期の弁護士。2021年1月31日時点での日弁連登録データに基づいて、即独、組織内弁護士、法律事務所勤務の割合や採用した事務所などについて、3回に分けて報告する。3回目は、所属弁護士数上位50事務所における73期の採用数と、73期の所属割合が高い事務所上位50事務所を紹介する。
所属弁護士数が多い事務所の73期弁護士の採用状況をみると、所属数が最も多い西村あさひ法律事務所は49人を採用し、所属弁護士数が600人を超えた。2位のアンダーソン・毛利・友常法律事務所(同510人)は38人、3位の長島・大野・常松法律事務所(同507)人は48人を採用した。
このうち、西村あさひの採用数は昨年よりも4人減で、長島・大野・常松は9人増となった。
採用数が最も多かったのはベリーベスト法律事務所(同287人)で、前年を19人上回る61人を採用した。また、35人を採用した森・濱田松本法律事務所(同486人)は、採用数が前年から16人減となった。
所属弁護士数に対し、73期弁護士の割合がもっとも高いのは、9人を採用したアイシア法律事務所(所属数19人)で47.4%だった。
2位の名川・岡村法律事務所(同14人)は、前年同時期の72期は採用数1人で、新人の割合は9.1%だったが、今年は4人を採用して、新人の割合が28.6%まで増えた。
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