依頼者・相手方との信頼関係を築き、円満な解決に導く〜悩みの放置は禁物。早めの相談を
丁寧なコミュニケーションで信頼関係を構築
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
父が若い頃に司法試験を受けていて、書斎には法律関係の本が並んでいました。その本を読んだことがきっかけで法律に興味を持ち、法学部に進学しました。
司法試験の勉強を本格的に始めたのは大学2年生からです。勉強一辺倒だったわけではなく、1年生のときは体育会の自転車競技部に入ってレースに出たり、車が好きなので、F1やGTのレースを見にいくサークルに所属していた時期もあったりと、学生生活を楽しんでいました。
その後、司法試験に合格し、修習は佐賀でおこないました。修習を終えた後、先輩と一緒に事務所を立ち上げ、今に至ります。
ーーどのような案件を手がけていますか。
さまざまな相談が寄せられますが、一番多いのは債務整理の案件です。
仕事をする上で心がけているのは、相談に来た方に対して、今後の見通しや手続きの流れを丁寧に説明することです。弁護士費用は決して安くはありません。納得した上で依頼していただけるよう、説明のわかりやすさにはこだわっています。
ーーどんなときにやりがいを感じますか。
依頼者が満足している様子が伝わってきたときです。
以前、顧客とのトラブルで訴訟を起こされた個人事業主の方から依頼を受けました。裁判所への提出書面案を依頼者に見せたとき、「言いたかったことが全部書かれていて、すっきりしました。自分がやってきたことは間違いではなかったんだと思えてすごく嬉しいです」「明日からまた仕事に向かう元気が湧いてきました」と言葉をかけてもらえたんです。このときは、とてもやりがいを感じました。
書面を作るときには、1件1件、心を尽くして一生懸命に書いています。自分の仕事に対して満足してもらえたことが素直に嬉しかったですね。
その他にも、ある刑事事件の加害者の代理人として示談交渉したことが記憶に残っています。
被害者は、依頼者に対してとても怒っていて、示談は難航しました。しかし最終的には、「先生を信用して示談します」と言っていただき、示談が成立しました。被害者の方にもそう言ってもらえたことは、弁護士冥利に尽きる出来事で、印象深かったです。
相談が数日遅れるだけで、結果に大きな差が出ることも
――休日の過ごし方や趣味を教えてください
ロードバイクに乗っています。子どもの頃から自転車が好きで、中学生のときは改造したママチャリに荷物を積んで友達とキャンプに行ったりしていました。
司法試験の勉強が忙しくなってからはしばらく遠ざかっていたのですが、数年前に久しぶりに愛車を引っ張り出してきました。
サイクリングロードを走るほか、年に数回、自転車のイベントにも参加しています。本格的なレースというよりは、皆で完走を目指す和気あいあいとした雰囲気のイベントです。100km~150kmの距離を4~5時間かけて走る部門にエントリーすることが多いですね。同い年の弁護士仲間と一緒に参加しています。
それから、ゴルフも好きです。自転車もゴルフもお金がかかるので、家族からは渋い顔をされていますが(笑)。
ーー今後の展望を教えてください
今後も地域に密着した事務所として、債務整理や交通事故など、生活する中で遭遇するトラブルの解決に取り組んでいきたいです。
現在、事務所には4人の弁護士が所属しています。歳の近いメンバー同士、意見交換をしながら仕事に取り組んでいます。事務所を拡大するのではなく、今いる4人で地道に切磋琢磨していきたいです。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでる方にメッセージをお願いします
弁護士には相談しにくいと感じるかもしれませんが、あなたが思っているほど敷居が高い存在ではありません。
悩みがあるなら、気軽に、そして早めに相談してください。たった数日、相談のタイミングが遅れるだけで、最終的な結果が大きく変わってくることは珍しくありません。
ある依頼者は、借金を返済せずに長年滞納していたところ、突然、債権者から裁判を起こされ、訴状が送られてきたということで相談に来ました。依頼者の話から、相手方の債権が消滅時効にかかっている可能性があると考えられたため、時効を主張する手続きをおこないました。その結果、債権者は訴えを取り下げました。
この依頼者は、訴状が届いてからすぐに相談に来たため、時効を主張できました。しかし、中には、訴状が届いてもすぐに内容を確認せず、到着後かなり時間が経ってから相談に来る方もいます。
ある依頼者の場合は、相談に来た時点ですでに債権者の主張を認める判決が出ており、控訴期間も過ぎていて、時効の主張ができませんでした。このケースに限らず、「あと数日早く相談に来ていれば主張できたのに…」という案件をいくつも経験してきました。
裁判所から書類が届いたり、「どうすればいいんだろう」と悩んだりしたら、とにかくすぐに弁護士に相談していただければと思います。