
信頼獲得に尽力し、依頼者の頼れる存在に〜不動産や家事事件など幅広い分野に対応
塾講師の経験が弁護士業に活かされている
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
大学に進学したときは法曹を目指そうとは考えておらず、どちらかというと政治に興味を持っていました。意識が変わったのは大学3年生のときです。民法のゼミにOBの弁護士が来て話す機会があり、そこで弁護士の仕事の幅の広さややりがいなどを知り、魅力を感じたのがきっかけです。
ーー学生時代はどのように過ごされたんですか。
大学生のときは塾講師のアルバイトで、中学受験を目指す小学生に算数を教えていました。もともと自分が通っていた塾だったので、縁があって講師を始めることになったのですが、30〜40人の前で授業をするという経験は、話すことや伝えることが仕事である弁護士の業務に活かされていると感じています。
困ったときに思い出してもらえる存在
ーー注力分野を教えてください。
顧問先に不動産関係の会社が多いことから、賃貸トラブルなどの不動産案件を扱うことが多いです。個人向けでは離婚や相続、交通事故に注力しています。交通事故は付き合いのある病院や整骨院からの紹介で来られる方が多いです。
ーー仕事をする上で心がけていることはありますか?
とにかくレスポンスを早くすることです。依頼者はトラブルを抱えて不安になっていますから、結果報告だけでなく、現在どういう状況にあるかといったことまで事細かに伝えることで、少しでも不安が解消されるように努めています。
ーー印象に残っているエピソードを教えてください。
半年くらいかけて離婚を成立させた案件があるのですが、依頼者に感謝されただけでなく、事件終了後も継続的に仕事や相続などの相談を受けるようになったんです。
離婚問題は人生の岐路ですから、協議中は連絡を密にして、できるだけ依頼者に寄り添えるように努めました。そうした自分の仕事が認められ、信頼に繋がったのだと感じることができてうれしく思います。
個人でも企業でも、何か問題が起きたときに頼れる存在として相談してもらえるのは弁護士冥利に尽きますから、今後もそうした信頼関係を依頼者と築けるように、一つひとつの案件を真摯に取り組んでいきたいと思っています。
法律だけでなく経営面でもサポートできる弁護士に
ーー趣味や休日の過ごし方を教えてください。
休日は子どもを連れて公園に行ったりなど、家族と過ごすことが多いです。忙しくて自分の趣味の時間を持つことができないのですが、家族と話したり遊んだりすることが気分転換になっています。
ーー今後の展望をお聞かせください。
注力分野である不動産や家事事件は今後も力を入れていくつもりです。また、経営について学び、企業などに対して法的なサポートだけでなく、経営についてもアドバイスできるようになりたいと考えています。
法律だけでなく関連のある分野を積極的に学ぶことで、弁護士として成長し続けたいと思います。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
一人で悩む前に、まずは相談してください。トラブルには「思っていたほど深刻ではなかった」というものもあれば、「すぐにでも行動した方がいい」というものもあります。どちらのケースでも、一人で抱え込んでしまっては前に進むことができません。弁護士を敷居が高いものとは思わず、気軽に相談してください。