非常勤裁判官としての経験を活かし、相続分野に注力
弁護士事務所でのアルバイト経験が後押しに
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
エスカレーター式の内部進学で法学部に入学したのですが、当初から弁護士を目指していたわけではなく、「一番難関とされる学部に進もう」といった何気ない理由でした。大学に入学してからはサークル活動、アルバイト、旅行等と忙しく楽しい日々を過ごしていましたが、周囲に弁護士を目指す友人もいたので、自然と弁護士という職業は意識していました。
本格的に目指すことを決意したのは、大学3年生の頃に、弁護士事務所でアルバイトする機会に恵まれたときです。弁護士の仕事を間近でみて、自分も目指してみたいと思いました。
非常勤裁判官の経験を活かし、相続分野に注力
ーー注力分野とその分野に注力している理由を教えてください。
離婚や交通事故など一般民事を幅広く扱っていますが、最も力を入れているのは相続の分野です。
私は2016年から4年間大阪家庭裁判所で非常勤裁判官を務め、遺産分割を専門的に扱う家事3部に配属されました。そこでは遺産分割調停事件を数多く担当し、裁判所の考え方を身につけることができました。この経験を活かして、任期満了後、弁護士としても相続の分野に注力しています。
弁護士は依頼者の希望を通すことを第一に考えますが、裁判所は当事者の主張、証拠を客観的に判断した上で適正、妥当な結論を導こうとします。裁判所の立場を経験したことで、依頼者の主張が通りそうなのか、難しそうなのか、早い段階で見通しをたてられるようになりました。
依頼者の主張が通らなさそうな場合には正直に依頼者に伝えて、諦めるのか、違う方法を考えるのか、対策を考えます。主張を諦めることはネガティブに捉えられるかもしれませんが、余計な労力をかけずに早期に撤退することも、結果的に依頼者の利益を守ることに繋がると考えています。
ーー仕事をする上で心がけていることは何でしょうか。
依頼者がリラックスして話をできるような雰囲気作りを心がけています。最初は緊張していても、実際に話し始めると色々な思いが出てくるものです。今まで誰にも言えなかった不安や苦しさを心置きなく吐き出してもらいたいと思っています。
ーーやりがいを感じるのはどのようなときですか。
案件が終わったときに依頼者から「ありがとうございました。」「先生のおかげです。頼んでよかったです。」などと言っていただけるのは本当に嬉しいことです。人の役に立てていると実感が持てますし、弁護士をしていて良かったと改めて感じます。
中には解決までに長い時間を要したり、依頼者の希望通りにはいかなかったりするケースもありますが、それでも依頼者から感謝の言葉をもらえることがあります。解決までに何度も打ち合わせをして、依頼者の話に耳を傾け、最善を尽くしてきた一連の過程に満足してもらえたのだと思うと、大変な案件でも頑張って良かったと思いますし、これからも頑張ろうという気持ちになります。
どんなに難しい問題にも、どこかに解決への糸口はある
ーープライベートについても伺います。休日はどのようにお過ごしですか。
毎週のように、卓球の試合に出場しています。もともと旅行が好きだったのですがコロナ禍で難しくなり、軽い気持ちで卓球を始めたところ夢中になりました。大阪市内だけでなく、他市、他府県の試合に参加することもあります。 最近、ゴルフも習い始めました。友人にラウンドに誘われているので、迷惑をかけない程度にプレーできるよう頑張っています。 それから、食べることやお酒を飲むことも好きです。お酒は日本酒にはまっていて、友人が経営している酒屋さんで、全国の美味しい日本酒を紹介してもらっています。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
弁護士登録をして約20年になりました。キャリアも後半に突入しています。これまで色々な場面で知り合った方々とのご縁を大切に、今後も一つ一つの案件に真摯に向き合っていきたいです。
ーートラブルを抱えて悩んでいる方へ、メッセージをお願いします。
解決への糸口が見えずに、一人で辛い思いを抱えている状況にあると思います。複雑で難しい問題でも、一緒に考えていけば、どこかに解決の糸口はあります。一人で抱え込まずに、ぜひ弁護士にご相談ください。