丁寧かつスピーディーな対応で依頼者に寄り添った解決を実現
「弁護士を身近に感じてもらいたい」
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
高校生の時は医者になりたいと思っていました。ですが、悲しいかな数学が苦手だったこともあり、法学部に進むことを決めたんです。その時はまだ「理系の最難関が医者なら、文系の最難関は弁護士」という単純な考えしかありませんでした。
本格的に弁護士を意識したのは、大学3年生の頃だったと思います。参加していたサークルに法律事務所でアルバイトをしている先輩がいて、その先輩の仕事を引き継ぐ形でアルバイトを始めたんです。そこで弁護士の仕事を見て興味が沸き、弁護士を目指すことを決めました。
ーーTwitterアカウントのフォロワーが5000人を超えていますね。始めた理由はなんでしょうか?
他の弁護士から誘われたのがきっかけです。弁護士として開設したのではじめは法律に関することばかり投稿していたのですが、「弁護士を身近に感じてもらいたい」と思うようになり、食事のことなど日常の話も投稿するようになりました。
その甲斐があってか、フォロワーが増えていきました。「Twitterを見て来ました」と言って相談に来てくださる方もいます。
大切なのは丁寧さとスピード感
ーー注力分野を教えてください。
主に相続問題に注力しています。以前勤めていた事務所が相続案件の多い事務所だったため、自然と注力するようになりました。相続トラブルは感情的に対立することが多いので、単に法律的な解決ではなく、関係者の感情の対立をどう折り合いをつけ、調整していくかということにも腐心しながら取り組んでいます。
事務所としてはインターネット問題にも力を入れています。誹謗中傷に関する相談が多く、これまでにはネットで悪評を書かれた病院やYouTuberの方からの相談もありました。今後はこういった相談は増加するのではないかと考えています。
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
依頼者にわかりやすく丁寧に説明することです。相続問題は特に法律用語が多いですし、依頼者がきちんと理解できているか確認しながら、話を進めるようにしています。
その一方でスピード感も大事にしています。依頼者を待たせて不安な気持ちを抱かないように心がけています。依頼者の気持ちに寄り添いながら、スピード感を持って取り組むようにしています。
ーーこれまでの活動で印象に残っているエピソードはありますか?
面識のない親族から遺産を要求された方からの依頼が印象に残っています。依頼者は高齢の男性で、妻を亡くして、妻の財産の相続の手続きを進めていました。
夫婦には子供がいませんでした。妻の弟も他界しており、依頼者以外の相続人は姪にあたる妻の弟の娘だけでした。姪と亡くなった妻とは疎遠状態でほとんど面識がなかったため、依頼者は姪にはできれば相続を放棄して欲しいと考えていました。。ところが、姪は法定相続分全額の金員を要求してきたのです。
姪の要求は法律で認められているものですから、正当な要求といえます。しかし、夫婦二人っきりで暮らしてきた依頼者にとって、妻の遺産には思い入れがあり、面識のない姪に譲りたくないという思いがありました。
「相続を放棄してほしい」という依頼者と「相続分全額ほしい」という姪、どちらも主張を変えようとはせず、こう着状態が続きました。状況を打開しなければいけないと考えた私は、直接話し合う機会を設けようと思い、姪を妻の遺影のある依頼者の家に呼ぶことにしました。
当日、依頼者の家に来た姪は、伯母の遺影に手を合わせてから話し合いの席につきました。話し合いは平行線をたどり、その場で解決することはできませんでした。しかし、その日を境に姪の態度に変化が現れたのです。
夫婦が生活していた家を訪れたことや、伯母の遺影を見たこと、依頼者の言葉を直接聞いたことなどが、姪の心に響いたのかもしれません。「全額ほしい」という要求が少しずつ和らぎ、最終的には法定相続分よりも少ない金額で和解することができました。
感情が対立関係を生むこともあれば、感情が解決に導くこともあると感じさせられた事件でした。
高い品質のリーガルサービスを提供
ーー趣味や休日の過ごし方を教えてください。
ゲームが好きで、大学生の時は『モンスターハンター』にハマってしまい、在学中にプレイ時間が1400時間を超えていました。当時は勉強よりもゲームをしていた時間の方が長かったと思います(笑)。弁護士になってからは学生の時ほど夢中になることはなくなりましたが、空いた時間に遊んでいます。
普段仕事が忙しい分、休日は家族と過ごす時間を大切にしています。
ーー今後の展望を教えてください。
相続は今後も柱として注力していきたいと考えています。どのような相談が来ても高い品質のリーガルサービスが行えるように、ブラッシュアップしたいと思っています。
今後は、事務所として企業法務など法人案件にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。