離婚や相続などの身近なトラブルを中心に、個人の困りごとに寄り添う わかりやすい説明と提案がモットー
検察官に憧れて、法曹の道へ
ーー弁護士を目指したきっかけや経緯を教えてください。
もともとは検察官を目指していました。
子どものころから、法律や法律に関する仕事に漠然とした憧れがありました。「悪い人を許せない」という気持ちが強く、罪を犯した人の責任を裁判で追求したいと思い、検察官を志しました。
弁護士に進路変更したのは、司法修習のときです。裁判所や法律事務所、検察庁をまわって実務を見るなかで、弁護士の仕事に間近で接し、困っている人を直接助けられることに魅力を感じました。やりがいのある仕事だと思い、最終的に弁護士を選びました。
ーー学生生活について教えてください。
大学では、合気道部に入っていました。高校までは文化系のクラブに入っていたので、体育会系に憧れがあって。合気道なら女性でもできるかなと思い、入部したんです。
入ってみたら結構ハードでしんどかったですね(笑)。土曜日にも練習があり、合宿もあって、何時間にもわたって投げられました。でもそのおかげで、しんどいことでも乗り越える強い気持ちを持てるようになりました。当時の経験は、仕事に向き合うときにも活きています。
また、塾講師のアルバイトもしていました。小学生と中学生に対して、どういうふうに話したら理解してもらえるかを常に考えながら授業をおこなっていました。わかりやすく伝えるという視点は、まさに今も大切にしていること。依頼者に法律の説明をするときにも常に心がけています。
誰にでも起こりうる、身近なトラブル解決に注力
ーー注力分野を教えてください。
事務所で取り扱いが多い案件は、離婚を含む男女問題、交通事故、相続の3つです。この3分野に関するトラブルは、誰にでも起こりうること。個人の方が抱える悩みや困りごとの解決を手助けしたいという気持ちで、弁護士になって以来、力を入れている分野です。
ーー仕事をするうえで心がけていることを教えてください。
わかりやすく伝えることと、提案をすることです。その前提として、共感することも大切にしています。まずは依頼者の話に耳を傾け、「困っているのはここの部分で、こういうふうに解決したいですか?」と、状況を整理しながらお話を進めていきます。
「こうしなさい」といった一方的な言い方にならないように気をつけています。解決策を、メリット・デメリットを挙げながら提案し、「法的な視点ではこちらがいいと思いますが、あなたとしてはどちらがいいですか?」と、意見を伺うことを心がけています。
依頼者自身が考えて選択することで、納得のいく解決につながります。最善の選択ができるように、話しやすい雰囲気作りも大事にしています。
ーー印象的だったエピソードを教えてください。
仕事を超えて依頼者と信頼関係を作れたという意味で、印象に残っているエピソードをお話します。ある高齢者の方の後見人を担当したときのことです。
当時は弁護士になりたての頃。依頼者は私よりも30歳以上年上の男性でした。
その方とはすごく仲良くなって、食事や観劇に行ったり、私の結婚式にも出ていただいたりしました。仕事を通してそこまで親しい関係になることはあまりないので、本当に嬉しかったですね。信頼してくださったからこそ、仲良くなれたのかな、と。
その方が去年亡くなられ、葬儀にも参列しました。最終的に私が遺言執行を行い、仕事としては全て終わりました。新人の頃からお世話になり、最後の遺言執行にも関わらせていただいて、今はとても寂しいですが、大切にしたい思い出になっています。
プライベートの過ごし方
ーー趣味を教えてください。
趣味は、ギターとカラオケです。
歌うことが大好きで、「いつか弾き語りができたらいいな」と思って、ギターを始めました。週に1回レッスンに通って休日も練習しています。コロナ禍になってから始めて、なんとか1曲弾けるようになりました。
ーー休日はどのように過ごされていますか?
コロナ禍の前は友人たちと会って食事をすることが多かったですね。ロースクール時代の友人家族とキャンプに行ったこともあります。
今後の展望
ーー今後の展望を教えてください。
今は、私を含めて2人の弁護士が事務所にいますが、今後は少し人数を増やしてチームとして動いていけたらと考えています。ただ、あまり人数が増えすぎると目の届かない案件も出てくるので、あくまでも目の届く範囲で広げていきたいと考えています。少数精鋭で検討しながら事案に取り組めるので、よりよいサービスを提供していけると考えています。
また、今後さらに力を入れていきたいのは信託の分野です。「遺言信託」は相続のなかのひとつの分野で、遺言だけではできないことも、遺言信託では柔軟に対応することができます。今後注力することで、依頼者のより広いニーズに対応していきたいと思っています。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
もっと早く相談に来ていただけたらよかったのに…と思うことがしばしばあります。相談に来られる方は、「こんなことを相談していいのかな」という遠慮や迷いがあるようで、実際にトラブルが起こったり、深刻化したりしてから初めて相談されるケースがほとんどです。
「あれ?」と思った段階でまずは気軽にお電話などでご相談ください。
電話でアドバイスして解決できればそれはとてもよいこと。「こんなしょうもないことで電話かけてこないで」とは弁護士は思いませんので、安心してご連絡いただきたいです。