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【遺言作成】会社経営者の公正証書遺言作成と遺言執行手続きの事例
相談前の状況
株式会社を経営されていたIさんからの遺言作成の相談事例です。
Iさんは若いころに株式会社を立ち上げ、約50年代表として、また100%株主として経営を続けてきました。しかし、自身が70才を超え、子どもに事業を承継させたいと考えるようになりました。Iさんには子どもが3人おり、そのうちの1名に会社の事業を承継させたいと考えていましたが、Iさんが亡くなった場合には会社の株式が3人に分散して会社の経営がうまくいかなくおそれがある状態でした。
Iさんは遺言を作成して会社の承継を円滑に進めたいとして、当事務所に相談に来られました。
解決への流れ
Iさんには、会社の株式以外に自宅・預貯金等の財産がありました。そこで、会社を継ぐ子供には会社の株式の過半数を相続させ、その他の子どもにはその他の財産を相続させることにしました。また、会社の株式が財産の多くを占める可能性があり、その他の子どもから遺留分減殺請求をされる可能性があったことから、遺留分減殺の順序を定め、会社の株式の相続に極力影響が出ないようにしました。
以上の内容について後日争いが生じないようにするために、公正証書遺言を作成しました。また、遺言内容の実現を円滑に進めるために、弁護士を遺言執行者に選任する旨公正証書に記載をしました。
伊藤 勝彦 弁護士からのコメント
会社を経営されている方の中には、事業承継をどのように進めるべきか悩まれる方がいらっしゃると思います。本件のように公正証書遺言を作成するのは一つの方法ですので、一度弁護士にご相談ください。
また、会社を経営されていない方でも、ご自身が亡くなった時に家族同士で争いにならないか心配されている方がいらっしゃると思います。遺言を作成しておくことで、家族同士の争いを防ぐことができますので、ご自身の相続のことで悩まれている方は一度弁護士に遺言作成についてご相談いただければと思います。
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