岩谷 敏昭 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
最初は検察官になることを意識して司法試験を受けていましたが、最終的には弁護士志望に変わりました。仕事の幅が広く自由度が高い、資格を持ち人や企業をサポートできる、世の中の為にもなる仕事だと感じたからです。
印象に残っている案件(事件)
民事再生の案件で、倒産必至の会社を潰さずにすみ、従業員の方の雇用を守れた案件等が印象に残っています。なお、法律だけではなく数字や経営が分からなければ成功しなかった点も、印象に残った理由に加わります。
仕事の中で嬉しかったこと
依頼者の方から感謝されることでしょう。また、現場でいろいろな方と一緒に作業するうちに信頼関係ができてくると、自然と仕事が面白く感じることがあります。
弁護士になって大変だと感じること
どの仕事もそうだと思いますが、働くことは大変です。特に弁護士に持ち込まれる案件は利害対立が激しく、あるいはどうにもならなくなってから持ち込まれるケースもあり、しかも相手方にも同じ試験を通った同業者がついているので、そのような面での大変さは感じます。仕事の中身もひとつひとつが重いので、責任がある仕事だと思います。
休日の過ごし方
基本的には平日も休日もありません。自分の好きな時間に細切れに休みを入れています。土日祝でもメールチェックや仕事で使うファイルを作成していることもあれば、平日でも時間を空けて子どもの送り迎えやゴルフに行くこともあります。
この仕事はスピードが重要なところもあります。依頼者の方へのレスポンスが遅いと信頼を頂けなくなってしまうこともあります。自分でコントロールして有効に時間を使うことが大切だと思います。
弁護士としての信条・ポリシー
弁護士としてというわけではないのですが、ひとつひとつの仕事を大切にすることです。そうやって仕事をすると、その人が誰か他の人を紹介してくれたりします。
依頼者に対して気をつけていること
何が依頼者の本当の目的なのかを見極めることです。お金なのか気持ちの問題なのか、一番大切なことは何か。特に上場企業等の場合、ある経営戦略のために特定の訴訟を提起・遂行し、あるいはM&Aを行うわけですが、常に上位にある経営戦略を理解してこれらの仕事をしなければなりません。
いずれにせよ、依頼者が求めているものを正確に腹に落とし込み、その上で質高くスピーディーにサービスを提供することです。
また、依頼者と信頼関係を作ることが大切だと思っています。例えば、依頼者の方からの電話には事務所を留守にしていてもすぐにこちらから折り返し電話できるように事務所のシステムも含めて整備しており、メールもできるだけ早く返信します。
やはり自分が不安なときに連絡が遅いとさらに不安になられると思いますし、急いでいるのにレスポンスが遅いと仕事が来なくなります。「この先生信頼できる」と思っていただければ、こちらの仕事もスムーズになります。
関心のある分野
人材育成と技術力のある会社へのサポートを、さらに広げたいと志向しています。
私は、日本人の中での一番の弱者は「将来の日本人」だと思っています。高齢化で若い人が支えなければならない高齢者の比率が高くなるにもかかわらず、財政は改善どころかむしろ悪化しており、負担も重くなります。現在の日本人は、将来の日本人名義のクレジットカードを使って贅沢な生活をしているようなもので、少なくとも将来の日本人の一人当りGDPを維持できるようにしておく責任があります。
領土が狭く資源に乏しい日本の宝は、人材と技術力です。幸い自由業を続けさせてもらっているので、人材育成と技術力のある会社へのサポートには関わり続けたいと思っています。
弁護士の取扱分野に置き換えれば、知財や会社法に関わる企業経営と言った答え方になるでしょうか。
今後の弁護士業界の動向
競争は厳しくなると思います。やはり一生懸命ひとつひとつの仕事をこなし、自分の引出しを多くする、また人間関係もとても大切だと思うので、コツコツやっていくべきだと思います。
今後のビジョン
「関心のある分野」で述べたことと同じです。弁護士以外に上場会社の社外役員やロースクールの教員もしていますが、技術力や人材のサポートという自分のドメインに近い仕事を、機会があれば広げたいです。
ページを見ている方へのメッセージ
日本を一緒に元気にしましょう!