依頼者と同じ船に乗りどんな荒波も越えていく〜中小企業診断士として法律・経営両面から企業を支援
「Acrew」という事務所名に込めた想い
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
親が中小企業を経営していて、法律トラブルで悩んでいる姿を見ることもありました。「将来は、経営者の力になれるような仕事がしたいな」と考えていたときに弁護士という職業を知り、興味を持ったことがきっかけです。大学進学の時点ですでに「弁護士になりたい」と考えていました。
ーーどのような学生生活でしたか。
大学時代はボランティアのサークルに入っていました。近くの障害者施設に行って、障害をお持ちの方をサポートしたり、施設で開催されるイベントのお手伝いをしたりしていました。人の役に立つ活動がしたいと思って入ったので、とてもやりがいがありましたね。
ーー事務所設立までの経緯を教えてください。
弁護士になって9年ほど経った頃、自分の将来を考えたときに「独立するなら今かな」「自分が思い描いたとおりに仕事がしてみたい」と思い、大学時代からの同級生だった吉田将樹弁護士を誘って事務所を開設しました。誰かと一緒に仕事をするなら彼しかいないなと思って、声をかけました。非常に信頼できるパートナーです。
ーー事務所名の由来はありますか。
当初は、自分たちの苗字をそのまま事務所名にしようと思っていたのですが、そうすると、事務所が僕ら以上の存在になれない気がしたんです。
せっかくなら理念や想いを込めた名前をつけたい。そう思って、吉田弁護士と2人で「法律事務所Acrew(アクル)」という事務所名を考えました。「Acrew」には、「a crew」つまり一人の船員という意味と、問題が解決した後の晴れ渡るような「明ける」心という2つの意味があります。
弁護士・スタッフと依頼者が1つのチームになり、依頼者と同じ船に乗り込んで、荒波をかき分けて穏やかな場所へたどり着きたいという想いを込めています。
法律と経営の両面から中小企業をサポート
ーー現在注力している分野と、その分野に注力している理由を教えてください。
中小企業法務に注力しています。顧問や契約書チェック、事業承継、人事労務、取引先とのトラブルの交渉、売掛金回収など、様々な相談に対応しています。
もちろん、個人の方からの相談も承っています。交通事故や離婚、相続のほか、債務整理の相談も多く寄せられます。
ーー中小企業診断士の資格も取得されています。
中小企業の経営者の方と話す中で、法律問題を抱えている方以上に、経営について悩んでいる方が多いことに気づきました。ビジネスや経営に関する知識を身につけて、企業の発展に力添えできるようなアドバイスを提供したいと思い、資格を取得しました。
資格取得の過程で、マーケティングや会計、マネージメントなど経営に関する様々な知識を学び、吸収してきました。経営者と話す中でも、各企業のビジネスモデルや、利益を生み出し続けるために外せないポイントなどの理解が早くなりました。資格を取得したことで経営者とのコミュニケーションが非常に円滑になりました。
また、取引先との交渉や契約書作成においても、各企業が取引をする上で絶対に譲れないポイントをおさえて対応を進めることができます。経営を学んだからこそ得られたスキルであり、私の強みだと考えています。
経営者から「新規事業を立ち上げたい」と相談を受けた際にも、法律と経営両面を踏まえたアドバイスを提供できます。まずは経営者がどのようなビジョンを描いているのか把握し、その上で、法律のルールをクリアし、かつ、しっかりと利益を生み出せるビジネスモデルになるように打ち合わせを重ねながら調整し、具体的な事業や施策に落とし込んでいきます。
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
依頼者が本当に望んでいることは何かを意識しています。早く終わらせることなのか、1円でも多くお金を取ることなのか、穏便に終わらせることなのか、気持ちを落ち着かせることなのか…。依頼者自身が真のニーズに気づいていないことも少なくありません。依頼者が何を求めて弁護士に依頼しているのかを汲み取りながら、目指すゴールを設定し、そこに辿り着く最善の方法を検討していきます。
もう1つ心がけているのが、素早い対応と丁寧な報告や説明です。
案件についての報告が少ないと、依頼者は「今、どんな状況なんだろう。自分が知らないところで案件が進行しているのではないか」と思うでしょう。依頼者を不安にさせないよう、動きがあればすぐに報告し、現状を詳しく説明するようにしています。
「中原に任せたから大丈夫」と信頼される存在に
ーー今後の展望をお聞かせください。
依頼者に「中原に任せたから大丈夫」と信頼していただけるよう、日々研鑽を積んでいきます。特に、注力している企業法務の知見をより深めたいです。法律面でも経営面でも頼りにしていただける、経営者のパートナーになれればと思っています。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へ、メッセージをお願いします。
少しでも不安に思うことがあれば、早めに相談に来ていただきたいです。
何となく体調が悪いときに、病院に行って「大病ではありませんよ」と言われるだけでホッとしますよね。自分が抱えている悩みを弁護士に相談して「何も問題ないですよ」と言ってもらえればそれだけで安心できると思いますし、法律的な対処をする必要がある場合でも、早めに手を打てば状況が悪化することを食い止められます。
「これは弁護士に相談することなのかな」と思うことでも、お気軽にお問合せください。弁護士の仕事は、論理的に物事を考えて、人が抱えている課題を解決することです。その課題がたとえ法律とは関係なくても、多くの弁護士は「こういう順番で糸をほぐしていけば、ゴールが見えてくるな」と解決までの道筋を描くことができます。どのような悩みでも、明るい未来を切り開くためのアドバイスを提示できること。それが、弁護士という仕事の一番の価値であると考えています。
抱えている悩みを誰かに打ち明けるだけでも心がふっと軽くなるものです。まずはお気軽に、相談にいらしていただければと思います。