- 給料・残業代請求
【40代男性/13名総額4,500万円の支払い命令】複雑な賃金体系で,残業代の計算ができません。
相談前の状況
従業員が50名くらいいる,ある運送会社では,月に100時間以上の残業がありながら,残業代は4万円程度です。13名で労働組合を作って,会社と交渉しています。
会社の賃金体系が複雑で,どうやって残業代を計算してよいか分からないことをいいことに,会社は,「未払い残業代はない」「あるというなら,その根拠を示せ」と言って,交渉が進みません。
解決への流れ
運送会社の賃金体系は,複雑なことが多いです。相談のあった事例では,10個くらいの手当てがあって,それぞれ日給?月給?出来高?のいずれか考えられるので,理論的には,3の10乗通り=約6万通りの計算が考えられました。
とりあえず,訴訟を起こして,理論的に考えられる最大値で請求しました。
その後,裁判所から,A手当は日給,B手当は月給,C手当は出来高,D手当は・・・で計算してみてほしいと言われ,すぐにそれに対応しました。
というのは,こうした指示にすぐに対応できるように,オリジナルソフトを作っていたからです。
会社側の弁護士は,裁判所からの指示に対応できず,有効な反論がなされませんでした。
判決では,13名に総額4500万円を支払うように命じました。その後,会社は,自己破産を申請し,現在は,破産手続きの中で回収しつつあります。
玉木 正明 弁護士からのコメント
この事件は,まだ終わっていません。未払い残業代の一部は,未払賃金立替払制度を使って,回収済みです。
当職は,最近は,会社を自己破産に追い込んで,破産手続きで回収ることも多いです。
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