依頼者の離婚後の生活に目を向けた解決を ~信頼関係を築き、離婚に悩む依頼者の不安を取り除く
他人には言えない悩みでも法律相談を
ーー弁護士を目指した理由やきっかけを教えてください。
大学の講義で、弁護士として活動されている先生の話を聞いたことがきっかけです。弱い立場にいる人に手を差し伸べられる仕事なんだと実感したことで、弁護士に憧れを抱くようになりました。
最初は、社会保険労務士の勉強をしていて、試験に合格した後、地元新潟に法科大学院が設置されたこともあり、司法試験を目指すことを決意しました。
受かるという保証もなく、将来どうなるか分からない状況で勉強を続けることに不安はありました。幸いなことに人との出会いに恵まれ、まわりの人に支えられながら、なんとか司法試験に合格することができました。
現在の事務所は、新潟県内5拠点のほか、長野や高崎、東京に事務所がある規模の大きな法律事務所です。ここを選んだのは、地元新潟で働きたいという思いがあったことと、幅広い分野で挑戦できると考えたからです。
入所後は、家事事件や賠償事件に携わったり、先輩弁護士と連携して難しい事件に取り組んだりして、勉強を重ねながら目の前の事案に力を尽くす日々です。
ーー注力分野を教えてください。
事務所内の離婚と損害賠償のチームに所属し、これらの問題を中心に取り組んでいます。
離婚はプライベートな問題なので、他人には話しにくいことがあると思います。しかし依頼者には「話を聞いてもらいたい」「他人に打ち明けて安心を得たい」という気持ちが少なからずあると思います。離婚は、依頼者から心を開いて打ち明けてもらえるように、信頼関係の構築がとても重要だと思います。初回の相談時には、話しにくいことでも、時間をかけて信頼関係を築くことにより、依頼者から積極的に話してもらえることもあります。
また、離婚には財産分与や親権など、決めておくべき条件が多々あります。依頼者の状況や意向を確認しながら、どのような解決策が良いのかを検討しています。
特に子どもがいる夫婦の離婚は、重い問題として受け止めています。日本でも共同親権導入が検討されていて、この先、親権を巡る争いも変わっていく可能性がありますが、どのような法制度になっても、子どもの福祉を考えながら取り組んでいく必要があると思います。
損害賠償チームでは交通事故をはじめ、労災やアスベスト被害など、さまざまな損害賠償事件を扱っています。事件の中には賠償金を請求するだけでなく、近隣トラブルの調整といったようなものもあれば、出版の差し止めなどもあります。依頼者のニーズは、多岐にわたるので、依頼者の意向を汲み取りながら、柔軟に対応することが求められていると思います。
依頼者が抱える思いや気持ちに寄り添う
ーー依頼者のために、心掛けていることはどんなことですか?
レスポンスを早くすることです。依頼者が抱える不安な気持ちをできるだけ早く解消してあげられるよう、どのような事案においても素早い回答と手続をするように努めています。
また、依頼者にとっては初めての相談だということを意識しながら、話を聞くようにしています。
弁護士にとっては似通った相談内容だったとしても、依頼者には特殊なことです。慣れが生じないように気をつけながら、依頼者が抱える思いや気持ちに寄り添って相談を聞かなければならない仕事だと思います。
ーー印象に残っている案件を教えてください。
事務所の仲間と取り組んだ障害年金不支給決定取消等請求事件が印象に残っています。複数の弁護士が意見を出し合いながら取り組む事件は、仲間がいることで連帯感が得られたり、他の弁護士から学びを得ることが多かったりして、貴重な経験でした。
また、国や行政を相手とする訴訟は時間も手間も格段に掛かります。行政事件や国家賠償は最高裁まで進むこともあります。事件終了までに何年もかかりますが、長い時間、チーム一丸となって依頼者のために力を尽くしたと感じます。
未知の分野にも挑戦し、困っている人に広く手を差し伸べられるように
ーー休日はどのように過ごしていますか?
家で映画を観たり、読書をしたりしてゆっくり過ごしています。映画は古いものから最新のものまでジャンルを問わずいろいろ観ます。法廷ものを観ることもありますが、仕事とは関係のない映画やドラマを見ることも多いです。
最近は運動不足を解消するためにオンラインヨガなどをすることもあります。家にいながら好きなときに運動ができるので、重宝しています。
ーー今後の展望をお聞かせください。
注力している分野以外の新しい分野にも挑戦したいと考えています。当事務所には、色々な悩みを抱えているお客様が相談に来ます。思いもよらない相談もありますが、どんな事件にも偏りなく対応できればいいと考えています。 また、色々な問題を抱えている依頼者と向き合う中で、自分自身も多くのことを学んでいると感じます。
ーー最後に、依頼を検討している方にメッセージをお願いします。
誰かに相談することで、抱えている不安を減らすことができると思います。直ぐに抜本的な解決にならなくても、気持ちを落ち着かせることによって、今までとは違う見方ができることもあると思います。思い詰めてしまう前に、ぜひ弁護士にご相談ください。