板野 陽一 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
小さい頃から、「困っている方を助ける仕事に就きたい」という漠然した気持ちを持っていました。とはいえ、手先がそれほど器用でなく体力も十分でない自分が、目に見える形で役に立つことのできる仕事といえば、弁護士かなあという思いがありました。もちろん、弁護士は、十分な収入をもらえるんじゃないか、という甘い期待もちょっぴりありましたが。
今までの経験と現在の仕事内容
初めに就職した事務所では、自己破産や個人再生、過払い請求などの債務整理事件が8割で、交通事故、離婚、家事、相続、成年後見事件などの、いわゆる「一般民事事件」と刑事事件(国選事件中心)が2割という割合でした。
現在の事務所では、割合が逆転しており、債務整理事件が3割、「一般民事事件」と刑事事件が7割という状況です。他の事務所と比較した場合、一般民事事件の中でも、成年後見事件の占める割合が高いと思います。成年後見事件とは、判断能力が不十分である方について、本人に代わり、財産管理や身上監護を行うものです。
近年、核家族化が進み、認知症にかかった方が、近所に親族もいらっしゃらないため、ご自身の財産を適切に管理できず、また病院等への支払いができず、放置されたままで困っているという事案が数多く起きています。そのような場合、成年後見人が就任して、ご本人の財産を管理し、適切な医療サービスや介護サービスを受けてもらうことになります。
ご本人さんが適切なケアを受けた結果、会うたびに少しずつ元気になっていく姿を見ると大変うれしいです。また、最近、公的な場で講演することも多いですね。テーマは、成年後見や障害者虐待防止法など、高齢者障害者にかかわる問題であることが多いです。
特に障害者虐待防止法については、同法が近日施行されたということで、最近依頼が多いように思います。講演の対象は、一般の市民の方である場合もありますし、ケアマネージャーや地域包括支援センターや社会福祉協議会の職員さんといった福祉関係の方であることもあります。
弁護士としての信条・ポリシー
お互いの主張を聞いたうえで、落ち付きどころのよい解決を心がけています。
依頼者の主張をただただ相手方に無理矢理押しつけるようなことはしません。相手方にもそれなりの言い分がある場合もあるので、その立場も尊重したうえで交渉します。もちろん、相手方に一分の理すらないような場合には徹底的に戦いますが(笑)。
関心のある分野
上記で述べたことと重なりますが、高齢者・障害者関係の仕事に関心があります。
社会の高齢化・核家族化が進む中で、家族の助けを得られず、また社会からの援助が受けられない方が多くなってきている中で、そのような方々のために少しでも力になりたいと思っています。
ページを見ている方へのメッセージ
様々な先生がいらっしゃいますが、困ったときは弁護士の先生へ気軽に相談してください。