時間を惜しまない丁寧なヒアリングで依頼者が真に望む解決に向けて寄り添う
政治家志望でロースクールへ
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
アナウンサーになりたいと思い、マスコミ系の就職に強い大学に進学したのですが、大学で政治学を学ぶうちに「政治家になりたい」と考えるようになりました。政治家は、大まかに言えば「法律を作る仕事」です。それなら法律についてしっかり知っておかなければ、法律を学ぶ以上は弁護士を目指そう、と考え、ロースクールへ進学することにしました。
ロースクールで法律を学ぶうちに、多くの人の悩みを聞き、仕事上必要な法律について日々学んでいく弁護士という仕事の魅力を感じ、弁護士を目指す思いがさらに強くなっていきました。
ーー仕事をするうえで心がけていることはありますか。
当然のことですが、依頼者の話をしっかり聞くことです。その上で、依頼者が何を望んでいるのかをしっかりと見極めて解決までの道筋を考えます。
そのため、私の事務所では法律相談に1時間まで対応するようにしています。法律相談は30分までという事務所が一般的ですが、30分だと不十分なケースも少なくないと思い、1時間の枠を取ってできるだけ詳しく依頼者の話を聞くようにしています。
ーー弁護士としてお仕事をするうえで、印象に残ったエピソードはありますか。
宮城県で担当した、土地の明け渡しをめぐる裁判が印象に残っています。
東日本大震災の後、宮城県には復興のために他県から多くの事業者がやってきました。その中には、現地で土地を借りて、復興事業やその従事者が利用するために簡易な建物を建てる方もいました。
ところが、復興需要が落ち着きはじめると、自分で建てた建物をほったらかしのままいなくなってしまう事業者も現れました。
土地の持ち主たちは、「復興のために」と土地を貸して協力していたのに、建物が残されたままの土地をどうすることもできず困っていました。そこで私が土地の持ち主等の代理人になり、建物の収去を求める裁判を起こしたんです。私自身、故郷の復興のためにとせっかく土地を提供した依頼者の気持ちを踏みにじられたような思いがあり、どうにかしたいと思っていました。
3年あまりの時間がかかりましたが、最終的には建物を撤去することができ、土地を元通りの更地にすることができました。
依頼者からも「これで町も元通りになりました」と感謝してもらえて、非常にやりがいを感じた事件でした。
今後は企業法務にも尽力
ーー休日をどのように過ごしていますか。
阪神タイガースの大ファンなので、テレビや現地で観戦しています。子どもと公園に遊びに行ったり、どこかへ出かけたりすることも多いですね。あとは趣味で競馬を楽しんだり、美味しいラーメン屋を探して食べに行ったりしています。醤油系やとんこつ系、家系ラーメンが好きですね。
自宅では、家庭菜園をしています。庭で収穫した野菜を使って料理をしたり、実家から送ってもらったりんごでアップルパイを作って、子どもと食べたりしていますね。
ーー今後の展望について教えてください。
今後は企業法務に積極的に取り組んでいきたいと考えています。。昨今、民法の改正もあり、企業間で契約を交わす際のトラブルも増えています。
弁護士として、企業のリスク管理や適切な契約締結などをサポートしていけたらと思います。顧問弁護士としての仕事も広げていきたいと考えています。
ーー法律トラブルを抱えてなやんでいる人に対してメッセージをお願いします。
悩んでいることがあれば、迷わず相談しに来てほしいです。もし法律問題ではなかったとしてもかまいません。
話すだけで楽になれることもありますし、法的なトラブルではなかったとしても他の適切な機関を紹介することもできます。相談してもらうことが、解決への第一歩です。