竹中 大輔 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
小学生の頃、家族がトラブルに巻き込まれたことがきっかけでした。当時幼かった私はどうしたらいいかわからず、結局何もできませんでした。家族全体が暗い雰囲気になっていくのを目の当たりにして、「社会のルールである法律を身につければ守れるものがあるかもしれない」と思うようになったのです。それ以来、ずっと、「法曹になりたい」という夢は持ち続けていました。
法律は紛争解決のため最終的な基準です。しかし、まだ一般の方から法的サービスにアクセスしづらい現状もあります。今後も、「困っている人の助けになりたい」という思いを胸に、法的サービスへのアクセスの改善を含めて考えていきたいと思っています。
今までの経験と現在の仕事内容
元々実家が仙台であり、私が東京で司法修習中に東日本大震災が起きたこともあって、地元に戻ることにしました。震災の時は、一時期家族とも連絡がとれなくなりとても不安な思いをしましたし、震災で困っている人の力になるためには、実際に現地に行くべきだと思ったのです。
業務の内容としては、債務整理を主に取り扱っています。中でも、学生の頃から倒産法には力を入れて勉強してきました。
経済的な面において「困っている」という状況の究極の状態の時に用いられるのが倒産法です。倒産の問題には様々な分野が複雑に絡み合っている難しさがありますし、何より、ご相談者の方の一生がかかっているというプレッシャーもあります。
破産案件を扱っていると、弁護士は人の人生を相手にする仕事だということを強く感じます。それと同時に、手続を無事終えられた方の、人生の再出発の瞬間に立ち会えたときには、弁護士業務にやり甲斐を感じます。
弁護士としての信条・ポリシー
弁護士業務もサービス業であることです。「サービス」は当事務所のモットーでもありますが、私は実家が旅館を営んでいたため、物心がついた時からお客様に礼を尽くす両親の後ろ姿を見て学んできました。
ホテルや旅館は、お客様の衣食住を一時的に引き受ける究極のサービス業です。両親も、常に、お客様のことを考え、何かあればたとえ夜中でも飛び起きて駆けつけていました。「お客様に快くサービスを提供する」ということについては、幼い頃から自然と意識してきたように思います。
しかし、同じサービス業といっても、弁護士は専門家なので、「お客様は神様」という考えとは少し違います。ご相談者の方のためには、できないことを「できない」と正直にお伝えすることも仕事ですし、時にはご相談者の方の意見に沿わないことを提案することもあります。
ご相談者の方の願いに最大限配慮しつつも、ご相談者の方と対等な立場で一緒に悩み、一緒に考え、必要なアドバイスをするという面も持つものとして「弁護士のサービス業」を捉えています。
また、どのような場合であっても、面談の機会をいただいたからには、何かを得てお帰りいただけるよう心がけていますし、ご相談者の方にできるだけ納得していただけるよう、わかりやすい説明方法などに心を砕いています。
関心のある分野
東日本大震災以降、二重ローン問題などを含む震災関連の債務整理に関心を持って取り組んでまいりました。
その後、断続的に豪雨被害が宮城県内各地でも発生しておりますし、今ではコロナウイルス感染拡大による生活様式の変化とそれに伴う債務整理も課題になりつつあります。
このような変化の中で新たな制度が生まれていますので、弁護士としても、杓子定規にこれまでの債務整理の方針に当てはめるだけでなく、時代に即応して柔軟にご相談者のためになる解決策を、一緒に模索していきたいと考えています。