
上林 佑
フォレストアップ法律事務所
宮城県 仙台市青葉区大町1-1-8 第3青葉ビル10階インタビュー
上林 佑 弁護士 インタビュー

弁護士を目指したきっかけ
不動産会社に勤務していたとき、法学部を出ていたこともあって、法律に関わる仕事もさせてもらっていたのですが、まだまだ法律の理解ができていないなと自分の力のなさを感じることがあり、もっと深く法律を勉強したいと思いました。
また、その頃、契約書の作成を依頼したある法律事務所の担当弁護士が自分と年齢がそれほど変わらないのに法律家としてバリバリ仕事をしていることに刺激を受け、どうせ法律の勉強をするならば、司法試験を受けて弁護士を目指してみようと思い、会社を退職して司法試験の勉強を始めることにしました。
退職して取り組むからには経済的な不安もあるので、短期合格を目指そうと思い、会社勤めをしていた時と同じように朝きちんと起きて規則正しい生活を心がけ、受験勉強に専念しました。
今までの経験と現在の仕事内容
大学卒業後は、不動産会社に勤務し、人事・総務や株式公開準備等の業務に従事していました。
現在は、弁護士として、労働問題、債権回収、その他企業法務一般、交通事故、知的財産権、不動産問題、相続問題、借金・多重債務問題、その他一般民事事件、刑事事件等幅広く取り扱っています。
会社勤めをしていた経験があると、それぞれの会社に個性はあるにせよ会社組織の仕組みや雰囲気等がある程度想像しやすいので、会社からの法律相談などの際に、具体的にイメージを持って話を聞きやすいという点がメリットだと思います。
弁護士としての信条・ポリシー
当たり前のことですが、一つ一つの事件に精いっぱい取り組むということです。お客様にとっては、一生に一度あるかないかというトラブルに関わるわけですから、お客様の希望にできるだけ沿えるよう持っている知識・経験をフル活用して事件処理をするようにしています。精一杯取り組んだことで、依頼者の方から感謝されたときは、喜びややりがいを感じます。
弁護士のやりがい
弁護士の仕事は、自分の持っている知識、経験等をフル回転して最善の方法を選択し、基本的には自分の判断で事件処理を進めていくという点が会社勤めのときとは違うと思います。そのため、その責任も当然大きいわけですけど。
弁護士としてやりがいを感じるときは、やはりお客様に満足してもらえたときです。裁判で勝ったときはもちろんですが、たとえば、裁判所に提出する陳述書を作成したときに、依頼者の方から、「自分の言いたかった事を、的確にまとめてくれてありがとう」などと言っていただいた時にはとても嬉しく思います。
残念にも敗訴してしまったときに、「あれだけ一所懸命やってくれてこの結果だから納得です」等と言っていただいた時は、悔しく申し訳ない気持ちが救われる思いをしたこともあります。
関心のある分野
分野としては、労働問題に興味を持っています。企業にとって、労務管理を間違えると手痛い事態を招くことがあります。労務管理から生じるリスクを避けるべく適正な労務管理のアドバイスをしていきたいと思っています。
また、分野ではないかもしれませんが、ADR(Alternative Dispute Resolution)という紛争解決の手法にも興味を持っています。ADRとは、裁判外紛争解決機関のことです。裁判所での解決だけが紛争解決手段ではなく、弁護士が仲裁役になってお話合いをお手伝いする制度として、例えば弁護士会ADRを仙台弁護士会でも立ち上げています。
法律の専門家である弁護士が仲裁役になることで、法的観点も踏まえた仲裁を行うことができ、迅速・柔軟な解決が図れる制度として、利用件数も増えており、普及し始めています。
普段の我々の仕事は、一方当事者の代理人としての活動が中心ですが、ADRの仲裁人としての活動は、当事者双方から話を聞き、お互いの納得できる解決点を一緒に見出していくという作業です。一つの紛争を解決にまで導く過程に、この仕事の醍醐味があると思っています。
ページを見ている方へのメッセージ
何かトラブルが起きたときだけが弁護士の出番ではありません。何かトラブルが起きないように予防するという場面でも我々弁護士がお役に立てる場面というものはたくさんあります。是非、何か起きてからだけではなく、何か始める前にも、気軽に弁護士にご相談いただきたいと思います。
自己紹介
- 所属弁護士会
- 仙台弁護士会
- 弁護士登録年
- 2005年
所属事務所情報
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- フォレストアップ法律事務所
- 所在地
- 〒980-0804
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