「依頼者が一生懸命に話すことを、私も一生懸命に聞く」困っている人を助ける、検事も務めたベテラン弁護士
依頼者の話を遮らず、じっくり聞く
ーー弁護士になるまでの経緯を教えてください。
司法修習生時代に教官から勧められて検事になり、東京と仙台の検察庁に勤務した後、弁護士になりました。義理の父が仙台に事務所を構える弁護士で、一緒に仕事をしないかと誘われたことがきっかけです。10年間義父の事務所で働いたのち、独立して今の事務所を創設しました。
そもそも、司法試験に挑戦しようと思ったのは、大学時代の同級生の影響が大きいです。周囲に司法試験に挑戦する友人が多かったので、私も「せっかく法律を学ぶなら、最高峰の試験を目指そう」と決意して、大学2年生の頃から本格的に勉強を始めました。
ーー注力分野と、仕事をするときに心がけていることを教えてください。
今は離婚・男女問題と借金をメインで扱っています。検事の経験があるので、刑事事件も得意です。件数としては少ないですが、依頼されればもちろん受けます。
仕事をするときに心がけているのは、依頼者の話をしっかり聞くことです。弁護士は常に時間に追われる仕事ですが、忙しいからといって、依頼者の話を遮ったり、無理に整理しようとしたりしないように気をつけています。
まずは依頼者にじっくり話してもらい、私は聞くことに徹します。細かい内容まで聞き漏らさずしっかり頭に入れることと、依頼者の話を遮らないことを特に意識しています。依頼者が一生懸命に話す内容を、私も一生懸命に聞く。この姿勢を貫くことが、依頼者とのいいコミュニケーションに結びつくと考えています。
ーー弁護士として活動してきた中で印象的だった事件、事案を教えてください。
ある大手ゼネコンの地方事務所で代表を務めていた人が、会社から億単位の金を横領した背任事件がありました。私は会社側の代理人として、あらゆる関係者から話を聞いて調書を作り、事実を固めて、最終的には横領した金のうち1億円あまりを返済させました。
そこまではよくある事件だったのですが、この後、元代表者が会社を相手に訴訟を起こすという特殊な展開になり、5年以上かかって勝訴にこぎつけました。勝訴判決を獲得した後に控訴されてさらに3年ほど争い、最終的に勝つことができました。
長くかかった訴訟でしたが、弁護士の仕事というのはこの事件に限らず、終結した段階で、依頼者から「ありがとうございます。お疲れ様でした」というお礼の言葉を必ずいただけます。それが検事とは違うところで、仕事をするうえでのやりがいです。
相談する勇気を持ってほしい
ーープライベートについても伺います。休日の過ごし方や趣味を教えてください。
休日は、テレビでドラマやスポーツを見ることが多いです。コロナ前は旅行に行くこともありましたが、今は家でゆっくり過ごしています。
趣味は映画やドラマの鑑賞です。ホラー以外の話題作はだいたい観ますね。
ーー今後の展望について教えてください。
困っている人を助けることがプロの仕事です。リーズナブルな料金で、トラブルを抱えている方の手助けをコツコツとしていくこと。それに尽きると思います。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方にメッセージをお願いします。
まず、勇気を出していただきたいということです。弁護士に相談するのは勇気がいることでしょう。「弁護士って怖い」「こんなことを相談したら怒られるんじゃないか」と心配して二の足を踏んでいる方がいるかもしれませんが、実際に相談していただければ、弁護士がそのようなイメージには当てはまらないことがわかるはずです。
困っているときはとにかく勇気を出して、メールでも電話でもいいので、気軽に相談していただければと思います。