債務整理・消費者被害に取り組み、依頼者の人生の再出発に尽力
「借金で悩む人の力になりたい」
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
もともと法律に興味があったので法学部に進学しました。法律はルールを覚えればいいというものではなく、それぞれの事案に適した柔軟な解釈が求められることに面白さを感じました。法学部で法律を勉強していくうちに、法律を使って困っている人を助けたいと思うようになり、弁護士を目指すことを決意しました。
ーーどんな学生生活でしたか?
出身が熊本で、大学に入るまでは九州から出たことがほとんどなかったため、大学では見聞を広めたいと考えていました。そんな思いもあって、大学では旅行サークルに入っていろいろな土地を旅しました。
旅行資金を貯めるために、アルバイトにも打ち込みました。教材を作る会社で大学受験を控えた高校生の小論文を添削していたのですが、他人の文章を客観的に評価する経験は、その後の司法試験受験や弁護士の仕事でも役立っています。
ーー注力している分野を教えてください。
事件として多く取り扱っているのは債務整理です。お金の管理が苦手で浪費を繰り返していた人が、債務整理をきっかけに過去を改め再出発して、生活再建できた姿をみるとうれしいです。
今後、コロナの影響による失業や収入減など、借金で悩む人が増えてくることが考えられるので、そうした人たちの力になりたいと思っています。
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
依頼者にはメリットとデメリットをきちんとした説明した上で、複数の選択肢を提示するようにしています。
事案によっては方策が限られる場合もありますが、こちらの意見を押しつけるのではなく、依頼者の意向を尊重して、話し合いながら解決策を決めるようにしています。
「早い段階で専門家の助言を受けることがトラブル回避に繋がる」
ーー弁護士として活動してきた中で印象的だったエピソードを教えてください。
「アフガニスタンの通貨を購入すると儲かる」という話で数千万円を騙し取られた方の損害賠償請求を担当したことがあります。
消費者問題は相手を特定することが難しいのですが、弁護士になりたてで右も左もわからない中、通貨を売りつけた会社の登記や振込先口座の名義人を調べるなどして、10人近い関係者を突き止めて訴訟を起こすことができました。
関係者の中には偽りの住所で連絡が取れない者などもいて、被害金を完全に回復するのは難しい状況でした。それでも詐欺に関与した残りの人間から被害金の一部を回収することができ、依頼者に喜んでもらうことができました。
消費者問題は被害金の回収がとても難しい事件です。特にこの事件のように組織的で悪質な詐欺行為となると、相手を特定できないまま終わってしまうこともあります。
そうした不確定要素が多い中で依頼人は弁護士を頼りにしてくれるのですから、少しでもその期待に応えたいという思いがありました。
新人時代にこの事件を経験したことが自信となり、回収が難しそうな事件でも臆せず取り組むようになりました。
ーー趣味を教えてください。
趣味は登山です。高校時代は登山競技の大会に出場していました。登山競技は歩行技術や天気図の描き方、テントの張り方などを審査員が採点する競技です。県大会で優勝して、インターハイに出場した経験もあります。
今は競技はしていませんが、「日本山岳会」という登山団体に参加して、山登りを楽しんでいます。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
今後は弁護士の仕事もIT化が進むと思います。そうした時代の変化に対応していくためのスキルを身につけていきたいと考えています。
また、医療訴訟や建築問題など、専門知識が求められるような事案であっても、依頼者の期待に応えられるようにスキルアップしていきたいと思っています。
ーー法律トラブルを抱えていて、悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
法律の相談をすることは勇気のいることだと思いますが、問題を解決するための入り口として、気軽に相談してほしいです。詐欺事件をはじめ、もっと早く相談してくれていれば被害に遭わなくて済んだのにと思うことが多々あります。
早い段階で専門家の助言を受けることは、トラブル回避に繋がりますので、躊躇せずに相談して欲しいです。