依頼者の心に寄り添って~離婚事件に注力し、人生の再出発をアシスト
人に寄り添う弁護士に
ーー弁護士を目指した経緯を教えてください。
高校生の頃に、「森永ヒ素ミルク中毒事件」や「豊田商事事件」などの被害者救済に尽力した中坊公平弁護士の本を読み、社会問題に携わり、被害者の味方になって戦う弁護士が、ヒーローのように思えました。
当時、検察官が活躍するドラマが人気を博していたこともあり、本やドラマの影響を受けて、弁護士や検察官に憧れを抱くようになったのです。
もともとは歴史の教師になることが夢だったのですが、両親の勧めもあって法学部に進学することになり、「せっかく法学部に進むのなら法律の専門家を目指そう」と思い弁護士を志しました。
ーー検察官や裁判官ではなく、弁護士になろうと決めたきっかけはありますか。
弁護修習の際、当時から尊敬しているある弁護士から「検察官もすばらしい仕事だけど、検察官が扱うのは司法という世界の一部。弁護士は幅広い分野に関わることができる」という話を聞き、弁護士になりたいという気持ちが強くなりました。
また、検察官は事件の被害者と接する機会がほとんどありませんが、弁護士は依頼者と密に接することができます。人に寄り添える仕事だということに魅力を感じ、弁護士の道に進むことを決めました。
依頼者と「並走」する喜び
ーー現在もっとも注力している分野と、その分野を扱う上で心掛けていることを教えてください。
離婚事件に注力をしています。依頼者の約8割が女性です。
離婚事件の依頼者は、配偶者とのトラブルをだれにも打ち明けられず、ひとりで悩みを抱えこんでいることが多いです。ですから、話を聞くときは親しみやすい雰囲気づくりを心掛けています。
私自身、結婚をしていて子どもがいますので、依頼者に共感できることがたくさんあります。ときどき、依頼者の話を聞きながら一緒になって、相手方への不満を口にするようなこともあります。ですが、どんなに親しくなっても弁護士としての立場は忘れないように心掛けています。
事件に対する客観的な視点を保ち続け、実現が困難なことは「望みを叶えるのは難しい」と、しっかり伝えるようにしています。依頼者に共感したとしても、甘い見通しを立てたり、過度な期待をさせてはならないと気をつけています。
ーー印象的だった事件やエピソードなどを教えてください。
ある専業主婦の方の離婚事件が忘れがたいです。その方は配偶者に不倫されて、慰謝料請求と離婚を検討していました。
初めて事務所で会ったときは、深く傷つき、落ち込んでいました。でも打ち合わせを重ね、慰謝料請求と離婚を目指して動きだすと、依頼者の表情がすこしずつ明るくなっていったのです。
不倫の証拠をおさえるために自ら探偵事務所に依頼に行ったり、離婚後の生活を考えて専門学校で資格を取得して働きはじめたりと、新しい人生を切りひらくためにとても努力されていました。その姿を見て、私の方が勇気をもらったくらいです。
離婚事件の依頼者は、多かれ少なかれ、心に重荷を負った状態で事務所に来ます。その重荷をゼロにできるなんて無責任なことは約束できませんが、ゴールを目指して隣を一緒に走ることはできます。
依頼者の表情が明るく変わったのを見て、重荷を軽くできたこと、一緒にゴールできたことをとてもうれしく思いました。
ためらわずに早めの相談を
ーー休日はどのように過ごしていますか。
子どもがまだ幼いので、休日は子どもの世話と遊び相手がほとんどです。時間ができたときには、スポーツジムで筋トレをしています。汗を流しておいしいものを食べることが、最高の気分転換です。
ーー今後の展望を教えてください。
研鑽を積み、さらなるステップアップを目指したいと考えています。特にコミュニケーション能力に磨きをかけたいと思っています。
依頼者と信頼関係を築く上でコミュニケーションは欠かせません。コミュニケーション力を向上させることでひとりでも多くの依頼者の信頼を得て、寄り添っていきたいと思います。
ーー最後に、現在法律トラブルを抱えて悩んでいる方や、弁護士への依頼を検討している方に向けてメッセージをお願いします。
「自分の人生で、弁護士に相談する日がくるとは思わなかった」と言う依頼者は少なくありません。弁護士に相談することを、恥ずかしい、情けないと感じている方もいるようです。 弁護士に相談することは、恥ずかしいことではありません。あなたが抱えている問題を解決するために、どうぞ気軽に、そしてできれば早めにご相談ください。
たとえば離婚事件でしたら、「今すぐに離婚したいわけではないけれど、離婚したら生活がどう変わるのか気になる」という段階で法律相談を利用するのも大歓迎です。お待ちしています。