幸せになることを、諦めないでほしい
誰かを勇気づける仕事に就きたかった
私は小さい頃からサッカーが大好きで、「将来はプロのサッカー選手になる」と言って、毎日練習に明け暮れていました。
最初は自分も頑張れば必ずプロになれると信じていたんですが、中学生ぐらいになると、だんだんと現実を突きつけられるようになりました。
自分よりずっとサッカー歴の短い人が圧倒的な結果を出し続けたり、練習しても練習しても追いつけない相手に出会ったりして、「ああ、これがプロになっていくレベルなんだ」と悟りはじめたんです。
悔しいですけど、真剣にサッカーをやってきていたからこそ、「自分はプロにはなれない」とはっきり分かったんですよね。
そこで、将来は何になろうかと考え直しました。 仕事って、おそらく人生の中で一番多くの時間を割くものじゃないですか。
そう考えた時、サッカーでなくても、誰かを元気にしたり、勇気づけたりできる仕事に就きたいと思ったんです。それで最終的に「弁護士」という仕事を選びました。
価値観を押しつけず、事実を見る
私が、弁護士として活動する上で大事にしていることは、二つあります。
一つ目は、自分の価値観を押しつけないこと。
弁護士の仕事は、いつも依頼者の話を聞くことから始まります。 私も人間なので、話の内容によっては、ついつい「それはおかしい」とか「あまりにもかわいそうだ」と、気持ちが高ぶってしまうこともあります。
でも、私の中での常識や価値観が、その依頼者の常識や価値観に当てはまるとは限らないので、断定的な言い方をしないように気をつけています。
例えば、「配偶者に裏切られた」という事実一つに対しても、いろいろな捉え方があります。
「許せない、最後まで厳しく責任を追及したい」と激しく憤る人もいれば、「自分の何がいけなかったのだろうか」と落ち込んでしまう人もいる。 そのどちらも間違いではないですよね。
大事なのは、その依頼者の中にどんな感情が渦巻いているのかを弁護士がしっかり把握して、その人に合ったフォローをすることです。
二つ目は、できるだけ前向きな気持ちで話すこと。
法律事務所にいらっしゃる方は、さまざまな事情を抱えています。 「こんなこと話すこと自体が恥ずかしい」「軽蔑されたらどうしよう」…
不安な気持ちを抱える依頼者の方が多い中、弁護士まで険しい顔をしてしまっては、相談をすることがストレスになってしまうかもしれません。それでは本末転倒です。
また、依頼者だけでなく、相手方の代理人と話すときも前向きな気持ちを持って話すように心がけています。
時には、トラブルが複雑化していて、交渉が難航することもありますが、だからと言って、私は相手方の代理人と喧嘩をするために仕事をしているわけではありません。交渉や裁判は、お互いが納得して前を向くためのものであり、相手を苦しめるためや陥れるためにするものではないんです。
お互いの依頼者がより幸せになれるよう、工夫できるコミュニケーションがあれば、これからも積極的に取り入れていきたいですね。

円満解決にこだわりたい
「毎日が苦しい、どうしても離婚したい」
少し前に、夫からのDVに悩む女性が事務所を訪れました。 暴力から逃れるために別居をしたいが、経済的事情を考えるとなかなか踏み切れないとのこと。
毎日考えているうちに、悩み疲れ、途方にくれてしまったようでした。
「なんとかしてこの状況から抜け出してもらわなければいけない」と思いました。
離婚・男女問題を担当する時に、私がこだわっているキーワードは「円満」です。
双方の人生は別れてもずっと続いていきます。その後当事者同士に再度トラブルが起きないようにするには、できるだけ円満に別れることが大切です。
この離婚トラブルにおいても、ひとつひとつ納得してもらいながら丁寧に交渉し、当面の間の生活費の保障をしてもらうことで、離婚が成立しました。
「こんな生活を取り戻せるなんて思ってもみなかった。嬉しいです」
円満に解決できたことで、安心して新しい人生を踏み出していただくことができ、私もホッとしました。
昨今、配偶者や恋人からのDVに悩む人からのご相談は、特に増えています。
家庭内の問題は、被害者にとっては一番身近な問題でありながら、「家」という閉鎖的な空間の中で起こるため、なかなか外からは気づくことができません。被害者から声をあげていただかないと、初動はどんどん遅れてしまいます。
「弁護士に相談することで暴力がもっとひどくなったらどうしよう…」と不安な気持ちもあるかとお察しいたしますが、弁護士は、あなたの安全を確保することを第一に考えて動きます。どうか勇気を持って弁護士に連絡してみてください。
「人」が増えれば、「できること」が増える
最近、他業種の方と関わるセミナーや講演会に参加する機会が増え、他業種との人脈が、弁護士業に活きることが山ほどあると気づきました。
一番の効果は、依頼者により多くの選択肢を提示できるようになることです。
例えば、不動産関係の人脈があれば、「離婚によって一時的に経済的余裕がなくなっているので、家賃をできるだけ節約したい」と言う方に、要望に合う物件を紹介できるかもしれませんし、人材関係にコネクションがあれば「労働問題に悩んできたから、次の職場は不安なく働きたい」と言う方に、いい職場を紹介できるかもしれないですよね。
人脈が増えると、できることは必ず増える。
もちろん、弁護士として、最新の法律知識や社会の動向を常に学ぶ姿勢は大事なことですが、人と人との繋がりや信頼関係の築き方というものは、教科書だけ読んでいても身につきません。これからは、社会の中での人脈づくりにも、力をいれて取り組んでいきたいと考えています。
いろいろな業種の人と知恵を出し合った方が、法律の知識がより活きることも多いです。 これからも他業種の方と積極的に関わり、より質の高いサービスを提供していきたいです。
どこからでも、話せるところからお話しください
このページを、いつ誰がご覧になっているかは分かりませんが、きっと大変な苦悩を抱えていらっしゃることと思います。
あなたは今、何が一番不安ですか?心の中にはどんな感情がありますか?
きれいにまとめていただく必要はありませんので、ありのままのことを、話せるところから順番にお話しください。
あなたのお気持ちを一緒に整理しながら、考えられる解決方法をご提案いたします。
一日二日ですぐ答えは出ないかもしれませんが、 まずは不安な気持ちを、安心に変えられるような相談時間にできれば、と思っております。
辛いこともあると思いますが、いつか振り返ってみたときに「いろいろあったな」と懐かしく思えるよう、丁寧に向き合っていくことが大切です。
あまり気負わずに、楽な気持ちでご連絡ください。 いつでもお待ちしています。
