加藤 文郎 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
私は1958年生まれで、いわゆる公害世代とかベトナム戦争世代と呼ばれるものでした。いろいろな公害裁判があったり、社会的な運動が盛んな時代に中学高校生活を過ごしました。そのため、なんらかの社会的役割を果たしたいと考えるようになりました。高校3年までは医者になりたいと思っていましたが、社会制度面から考えたいと思い、大学進学後弁護士を志望するようになりました。
印象に残っている案件(事件)
いわゆる第3セクターの特別清算をした案件です。案件に取り掛かる中で、地元の人たちとの関わりを強く感じました。
仕事の中で嬉しかったこと
次々と仕事があるので、なかなかありませんね。
ごく普通の個人破産案件でしたが、依頼者の方がとても苦しんでおられたのに、破産手続きで解決した後に、晴れやかな顔で空を見上げていたのを見た時、弁護士業をしていて良かったと感じました。
弁護士になって大変だと感じること
判定者によって勝ち負けがつけられる仕事だということです。事件の規模に関係なく、依頼を受けた案件は慎重に扱い、負けられないことだと思っています。
休日の過ごし方
登山が趣味でスイスのマッターホルンに登ったりしました。今度キリマンジャロにも行く予定です。
弁護士としての信条・ポリシー
事務所がある水沢(岩手)には2つしか法律事務所が無く、仕事の種類が多いです。私が断わると弁護士が街にいないのと同じになってしまうので、どんな案件でも筋が立つ限り、断らないようにしています。
依頼者に対して気をつけていること
地方ですので、高齢者が多く、説明をしても理解してもらうことが難しいこともあります。できるだけ噛み砕いて説明して理解してもらったり、親族の方と一緒に話を聞いていただいて、理解してもらったりしています。
関心のある分野
本来は環境問題に関心があり、大阪出身ですが岩手の方で弁護士をすることにしました。最近では東日本大震災のあと、都市計画をどうしていくかということに興味関心があります。
今後の弁護士業界の動向
これまでのように開業弁護士だけではなく、企業や団体、自治体にいかに弁護士がたくさん入るか、といったことが大切になってくるのではないかと思います。日本を真の法治国家にするためには、アメリカのように、社会のすみずみまで法律専門家として弁護士資格や法科大学院卒業資格を持った人が入ることが必要ではないかと思います。
今後のビジョン
岩手県沿岸の大船渡にも事務所を新しく作ったりして、弁護士過疎地域の解消に努めてきました。今後も努力していこうと考えています。
ページを見ている方へのメッセージ
地方にも弁護士は増えてきているので、安心してください。近くにいる弁護士に気軽に相談してもらえたらと思います。自分の住む地域に弁護士がいないのであれば、ぜひ法律事務所を作るように弁護士会に要望して下さい。弁護士過疎が解消される可能性があるはずです。
東日本大震災について
東日本大震災に関しまして、今後都市計画の際、どこにどういったものを置くのかなど、時間とお金と技術が必要になってくると思います。いろいろな人の支援が必要となりますので、長い目で支援を続けてもらえればと思います。